幼い頃から悪魔が見えた志摩は、もう長いこと悪魔の誘惑に晒され続けてきた。

“ああ可愛そうに、ヒトの子よ”
“それほどの才に恵まれていながら”
“それを己の為に使えぬなんて”
“血の宿命に縛られているなんて”

“あの者はお前のことなんて見てはいないのに”
“あの者の為に生きるだなんて”
“こちらへ来れば楽になるのに……”

“知りたくないか?”

“お前が離れたとき”
“あれがお前の心の在り処に気付くか”

“お前と敵対したとき”
“あれがどんな反応をしめすか”

“見てみたくはないか?”

“あれがお前の仕えるに相応しい人物かどうか”
“試したくはないか?”


うるさい。そんな言葉でヒトを惑わすな、悪魔め。
悪魔の声など寺で経を聞いていればどこか消えたし、成長してからは鼻で笑っていた。
勝呂を試して、彼の心を知ったとして……そんなことに何の意味がある?自分はなんの得もしないだろう。どうせあのお人好しは身近な人間が窮地に追い込まれれば形振り構わず助けるし、部下が失態しても何より先に自分を責める。それが誰であっても、自分に必要ない人間であっても、全て。
だから、そんな無駄なことに労力を使うくらいなら、出来る範囲で好きなように生きる。それが一番面倒の少ない道なのだと志摩はずっと信じていた。

けれど……

――試したいって気持ち……今なら解かる

今、この時だからこそ理解できた。悪魔に堕ちる事はそれなりに意味があったのだ。甘言と解かっていても、人間である自分を犠牲にしてでも、堕ちた人間にとっては意味のある行動だった。それを馬鹿にしていたのだから少し申し訳なかったかもしれない。

――だからって蝮姉をあんなにしてええわけやないし……藤堂のおっさん

これでも身内を傷付けられて怒っているのだ。カルラを半分奪ったことも含め、馬鹿にしていたことを藤堂に謝る気にはなれない。まぁどの道、もう会うことは無いだろう――誰にも



目の前には絶景の滝、世にも美しい蜘蛛の化身がコチラを見て手招いている。



* * *



メフィストから理事長室に呼び出された塾生達は、執務机の前に放物線上に並び、彼の言葉を待った。

「これで全員集まりましたね」
「……宝くんはどうしたんですか?」

キョロキョロと見渡しても部屋の中に彼の姿はない。

「ああ彼はお休みして頂いてます。ここ数日、君達が勝呂くんを元に戻すことに専念できるよう一人で学園の七不思議を解決してもらっていたんで」
「……そ、そうなんですか……」
「ええ、あと女子寮のトイレの繭子さんが残ってますが……これは皆さんが帰ってから協力して解決してもらいましょう」
「はぁ……」
「それで、本題ですが、志摩くんが行方不明らしいですね」
「はい!そうなんです!!昨日の夜まではいたのに……今朝みたら何処にもいなくて……」

弾かれたように応えた子猫丸だったが、取り乱したりはしていなかった。先程は一人で女郎蜘蛛を倒しにいったのではと思ったが、まさかあの志摩がそんな危険を冒す筈がないと考えなおしていたのだ。

「そうですね、私の使いに調べさせたところ、彼は単身天城山に向かった様です」
「え?」

塾生達の顔色が一気に青褪める。

「昨夜、寮の門限が過ぎた後に外部の人間が家に帰るのに紛れて学園の外へ出て、そこからヒッチハイクで静岡まで行かれたそうです。流石に無茶をしますね……」

ふぅ、と溜息を吐いたメフィストは「神木出雲くん」と出雲を名指しした。

「なんですか?」

出雲は青褪めた顔のまま緊張したようにメフィストの前まで足を進めた。

「天城山の麓の店へ繋がる鍵です」

キキーモラ保護任務の時、同じものを渡したでしょう?貴方に預けておきます。と言われ出雲は疑問を抱いた。前回は確か雪男が渡された筈だ。

「そこからタクシーでも使って行けるところまで行ってください。ただひょっとして普通の人には通れなくなっているかもしれませんから、その時は歩きで……今回のことは祓魔師には内緒なので貴方達だけで頑張って下さい」
「ちょっと待って?もしかして奥村先生にも内緒なの?」
「ええ、そうですよ。こんな事が騎士團にバレたら大変ですから」

所詮悪魔とはいえ神と呼ばれる存在に手を出そうなんて正気の沙汰ではない。

「候補生の貴方達はともかく、祓魔師の奥村先生が関わっていたらタダでは済まないでしょうね」
「……そうね」
「出来れば奥村くんも関わって欲しくなかったのですが、何も教えなかったら勝手に志摩くん探しに行っちゃいそうですからね」
「当たり前だ」

そして出来れば学園で大人しくしていて欲しいが、そんなこと言っても聞かないだろう。他の塾生にとっても燐がいることは心配ではあるけど同時に頼もしくもある。

(まったく、予定が狂わされてばかりだ)

予想外な行動をとるのは自分の弟達ばかりではないのだとメフィストは改めて気づかされた。自分の筋書き通りなら志摩はこんなところで死ぬ役ではないのだから。

「とにかく塾生のしでかしたことは塾生全員の連帯責任、志摩くんが女郎蜘蛛を傷付ける前に保護してきてください」
「……?逆じゃないのか?」
「言ったでしょ?彼女は山の神なのです。彼女を攻撃すればその分自然にダメージを与えるんです。でなければとっくに祓ってますよ」

つまり志摩の無事より女郎蜘蛛の無事の方が重大だということだ。確かに世界から彼が抜けた穴を埋めるのは難しいけれど修復は可能である。いつかの操り人形と同じように、メフィストの中では消えてしまっても構わない存在だった。

「わかりました」

出雲は鍵を受け取ると一礼して理事長室の扉へ向かった。他の塾生もそれに続く。パタンと閉まったきり沈黙してしまった扉から椅子をくるりと回すことで目を逸らし、広い窓から曇天を仰ぐ。

「まぁ志摩くんが女郎蜘蛛に勝てる可能性はほぼゼロですけどね。仮に天賦の才能があったとしても彼一人では無理でしょう」
「兄上?」

天井からひょこりと表れた地の王は、その読めない表情に首を傾げるばかりだった。



* * *



霧雨に視界を塞がれ、草木に足を掬われ、鳥の囀りが耳を劈く。地にも木にも無数の蜘蛛が這い回り、滝周辺が蜘蛛の巣に覆われている。まるで山全体が主である女郎蜘蛛を守ろうとしているようだと志摩は思った。こんなに愛される存在を敵に回すということは確かに罪なのかもしれない。


『お前の力はここまでか?』
「うっさい!本調子やないんや!」

対峙する女郎蜘蛛に向かって吠える。昨日から碌に寝ていないし食事も摂っていないのが仇になった。冷たい滝水と悪魔の瘴気が体力を奪う。それに弱点である蟲属性が相手なのだ。正直シンドい。

『どうしてそこまでする?』

キィンと音を立てて、志摩のキリクが落ちた。女郎蜘蛛が放った白い糸によって両手足が地面に貼り付けられる。志摩は何も言わず女郎蜘蛛を睨み上げた。

『だんまりか……つまらん』

綺麗な白い指が耳の上から額の傷までを撫でた。これが蜘蛛の足だと思うとおぞましい。

『さて、どうしてくれようか』

細められた瞳にぞくぞくと背筋が凍る、忘れていたわけじゃない、女郎蜘蛛は元来人間を喰らう悪魔だ。負ければどうなるかなんて想像はできた筈なのに、命を賭けるつもりなんて無かった。ただ我武者羅に勝呂を元に戻したいとの一心で此処まできた。否、それも自分の本音なのか解からない。


『……最後になにか言い残した事はないか?』

ハッと一瞬なにかに気付いたような仕草をした女郎蜘蛛が、次の瞬間には不敵に訊いてきた。

「言い残した事なぁ……」

勝呂はもう人間としての意識が殆ど残っていないから、志摩が死んだとしても、自分が人間に戻れなくなったとしても、何も感じないだろう。ちゃんと別れの言葉は言ってきた。随分格好つけたことを言ってしまった気がするが勝呂の中最後に残る志摩があれなら悔いは無い。

――俺、死ぬんやな

不思議と恐怖はなくなった。これまでの人生を走馬灯のように思い出していけば、辛いことも多かったけれど楽しいことも多かった。その中で嘘で塗り固めた時がいくつあったかと考えてしまえば虚しいけれど、でも、嘘を積み重ねてできた絆であったとしても、あの人達と歩んだことは全てが現実で真実だ。神様仏様だって時の王だって、その過去を消し去ることはできない。

――坊……

思い出の中の彼は笑ってくれていた。今度生まれてくる時は只人でありたい。なんの能力もない、悪魔を見ることすらできない只の人間で生まれてきたい。明陀とも祓魔とも関係ない暮らしの中で、あの人から、一人の人間として、必要とされたい。

死の淵に立たされて漸く解かったことがある。


――俺は坊のことがホンマは大好きやったんやなぁ


志摩はゆっくりと口を開く。


「俺のこと忘れんでほしい」
『お?』

女郎蜘蛛はニッと笑った。彼女に言っているわけじゃないと解っていて面白がっているんだろう。

「恨むんやったら恨んでいい」

秘密の数々、先立つ不孝、困らせ苛つかせ、最初から最後まで決していい人ではなかった自分。

「どこにおっても俺のこと想っててほしい」

自分がそうであるように、貴方もそうであって欲しい。我儘なのは承知しているけど、貴方の言った我儘の数に比べればこれくらい可愛いものでしょう。

ずっと想っていたよ

貴方が独りでも大丈夫な人ならいいのに、そしたらいつでもこの歩みを止められるのに
貴方が他人の痛みに鈍感な人ならいいのに、そしたらもっと自由に生きられたのに

そうやって、全て貴方の所為にして、自分は不幸だと嘆いていたけどね。本当の本当は違った。


「俺、なんも後悔してへんよ……――そやから泣かないで」

志摩は笑った。笑顔が得意だったのは他人を騙すためだけじゃない。自分が笑えば、泣き止んでくれる人がいることを知っていたからだ。

「俺、泣き顔は好かんし、笑顔が一等好きやし」

目の前のさみしいアクマに言ってもきっと解からないし、本当に伝えたい相手は今、ヒトではない。

「坊が夢叶えたらきっと泣きながら笑うんやろなぁ……」

あの人の進む道には沢山の試練が降りかかるだろう、今あんな姿になっているのだってその中の一つだ。あれくらい乗り越えなければ魔神を倒すのなんて夢のまた夢になってしまう。
でも……もし乗り越えられたら、あの人は夢にひとつ近づけるんだろう。一生をかけて叶わなくても、最期まで諦めなければきっと意志を受け継いだ彼の子や子孫が叶えてくれる日がくるかもしれない。

「これで結構期待しとったんよ、俺」

もし、勝呂を試すのなら自分を犠牲にするよりこちらの方が楽しいに決まっている。

「だから、まぁ……少しは残念かなって思う」

そう言うと志摩はそっと瞳を閉じた。

『……言いたいことは終わったか?』
「そやね」
『そうか……ならば』


女郎蜘蛛の瞳が赤く光る、勝呂を攻撃した時のように怒りには燃えていない。その手が志摩の首を刎ねようと振り落とされた。



――――――――……



「え?」


何時まで経っても覚悟していた衝撃はなく、急に手足が軽くなったのを感じた。そしてなにか辺りが赤い明りで照らされているような感覚がする。
志摩が「まさか」と思いながら恐る恐る瞳を開くと、自身を赤い焔が包んでいて、白い糸が全て灼き払われていた。


――カルラの……


「アホんだら、なに諦めとんねん」
「坊……?」

一月ぶりに見た、姿は。前と変わらず大きくて、逞しくて。でもどうして元に戻ったのか、志摩の中は疑問でいっぱいだった。
でも確かに本物の勝呂と本物の炎だ。この焔は志摩を傷付けることなく消耗した力を与えてくれるみたいに暖かい。そうかやっと人間の姿に戻れたんだ。

「……まったく、あのな志摩?言うとくけど俺が夢叶えるそん時、お前も隣にいるんやからな」
「坊、聞いてたん!!?」

女郎蜘蛛しかいないからこそ口に出すことが出来た告白のような遺言を本人に聞かれていたなんで、それはもう恥ずかしい。

「ていうか着いとったんなら早よ助けてよ!!死ぬか思ったやん!!」
「いや、近くにおってお前らん話は聞けてたんやけど結界解くのに時間かかってん」
「ちゅうか、ちょっと見らん間になにアッサリ元戻ってんの!?俺いったい何の為に……」
「元戻ったんはついさっきや……て、お前やっぱり俺の為に」

自分で言いながら勝呂はカァァァと音がなりそうに赤面した。言われた志摩もつられて赤くなりながら「ち、違うし!別に坊の為とかじゃ」としどろもどろに答えていた――なんだこれ?
こんな風に勝呂の真っ赤な炎に包まれながら暫く真っ赤になって俯いていた志摩だったが突然弾かれたように顔を上げて、叫んだ。

「そうや!女郎蜘蛛!坊逃げなまた蝶々さんにされてまいますえ!!」
「んーそれはないんやないですか?」

いきなり近くから子猫丸の声が聞こえビクッと震える志摩。ひょっとして勝呂しか見ていなかったのか、辺りにいた塾生達は苦笑交じりの溜息を吐いた。

「大丈夫じゃね?そいつ俺達が来たの気付いて結界解けるまで待っててくれたみてぇだし?」

燐が何時の間にか上空にぶら下がっている女郎蜘蛛に語りかけた。そういえば途中で何か気付いたみたいにハッとしていた気がする。

『だって若様が来たんじゃ勝ち目がありませんもの』
「勝呂にかけた術も解いてくれたんじゃねえの?」
『ふふふ……私はキッカケを作っただけですよ、といたのは其処の桃髪の小僧です』

相変わらず燐には低姿勢の女郎蜘蛛は勝呂と志摩の方を見て可笑しげに笑った。まるで弟をからかう姉のような表情に志摩は唖然とした。たしかに悪いアクマではないと思ってはいたけれど、こんな無邪気に笑うなんて驚きだった。勝呂も憶えているのは自分に術を掛ける直前の怒った彼女なので困惑する。

『坊と呼ばれているが、お前の名前はなんていうんだ?』
「勝呂竜士やけど」
『そうか勝呂……有名な祓魔寺の子だったんだな』

嘗てここにも寺があって色んな僧侶が修行にきていたから知っているよ、とどこか切なげに微笑んだ。

『諦めていた願いが“幼馴染の本音が聞きたい”なんてお前も変わった者だな』
「へ?」
「え?」

あっけにとられた二人に、とうとう噴き出した女郎蜘蛛。その身体はゆっくりと消えていく。

『そうだ、祓魔師の奴らに伝えておけ。たとえ眠りを妨げられたとしても、もう襲ったりしないから安心しろ。と』
「女郎蜘蛛……」
『……信仰はなくても、この滝に来てくれる者のことは好きだから』

そして女郎蜘蛛の姿と共に辺りの霧や蜘蛛の巣も消えた。最後に聞いた彼女の声はどこか寂しかった気がする。

「……今度は、みんなで遊びにくるか」

「そうだね、雪ちゃんやシュラさんも誘って」

「皆が無事祓魔師になれたら」


木々の間から、だんだんと薄日もさしだした。



* * *



数日後、女子寮新館。

「ブッハハハハハハハ!!なにアンタらその格好!!やだ!おかしいぃ〜〜」
「えっと、うん……みんな似合って……プクク……雪ちゃん可愛い」


一月もの間、蝶よ蝶よと甘やかされてきた勝呂は人間の大変さを身に染みていた。これも任務だからと我慢はするけれど、何故自分達以外誰もいない女子寮に入るのに女装する必要があるんだろうか?趣味か?メフィストの趣味なのか?

――でも、まぁ……

「子猫丸と宝は全然違和感ないよなー」
「失礼ですよ!奥村くん!!」
「いや!ほんまほんま、かわええで子猫さんー」
「志摩さんまで……」

――そういうお前の方が可愛えやろ!!

志摩の女装は不思議と似合っていた……そりゃあもう勝呂が悶えてしまう程に。あんま化粧してない筈なのに髪型と格好で可愛らしくなるもんだなと感心する。

「そうや子猫さん!万が一の時は女装して俺とダンパ出て下さいよ」
「はぁ?なに言うてんの志摩さん」

ふと、聞き捨てならない台詞を聞いた。

「ダンパ?」
「学園祭のダンスパーティのことですよ」
「奥村先生」

声のした方を向けば渡り廊下の柵に腰掛け足組みをした雪男が、ウンザリとした様子で「今から気が重い」と呟いていた。

「学園祭の二日目の夜に行われる音楽フェス、有名人が沢山くるので参加希望者が多いんですが男女ペアじゃない入場できないらしくて……」

ミニスカートに黒ストッキング装備の雪男に、こっちはこっちで目のやり場に困ると思いながら話を聞いていた。自分は学校や祓魔塾の授業の遅れを取り戻す為に参加する気はないが、志摩なら誰か誘って参加しようとするだろう。

「……」
「他の人と一緒に行く志摩くん想像しただけでそんなに沈むなら誘っちゃえばいいのに」
「え?……へ?ええええ!!?」
「まさかバレてないと思ってたんですか……あんなあからさまなのに」

呆れたように笑いながら雪男は話を続けた。

「まぁダンパは男女ペアだから無理として、学園祭最後の花火が終わった後に告白するとOK貰えることが多いそうですよ」
「は、はぁ?告白て、そんなん出来るわけ……!!」

みんなお祭りでテンション高くなってるからでしょうね、と冷静に分析している雪男に狼狽える勝呂。

「雪男ー!勝呂ー!なに騒いでんだぁ?さっさと着替え行くぜー」
「なぁなぁその前に一緒に写真とらん?女子寮潜入記念に」
「女子寮潜入記念って、女装記念じゃなくて?」
「それでもええけどなぁ、あ、坊もどうですかー?」
「雪男ーお前も一緒に撮ろうぜー」
「絶対イヤです!!」
「絶対イヤや!!」

二人は会話を中断し、女装でテンション高くなっている兄と幼馴染に鉄拳を入れる為に歩みだした。
自分より頭ひとつ分ちいさい志摩を絞めながら「こいつ女もんの香水まで付けられとる!」と今度は本職のヘアメイクに嫉妬しだした勝呂はもう手遅れかもしれない。


――告白なぁ……今まで考えたことなかったけど


女郎蜘蛛の件以降、好きだという気持ちはどんどん増すばかりだった。祓魔師の試験を控えた大事な時期に失恋なんてしたら致命的だけれど、本人にバレてあちらから距離を置かれるより当たって砕けたほうがマシかもしれない。



――そうやな、学園祭が終わったら……


お前が特別だと、夢が叶うまでずっと傍で支えていてほしいと、言葉にしてみようか……






おしまい




こんだけやって結局両想いにならない二人が愛おしいさ☆
最初から最後まで意味のわからない話だったと思いますけど閲覧ありがとうございましたー

誤字脱字あったら後で修正します