突然ですが地獄にモフラが出現しました。
地球の意思でもなく出現しました。
モフラっていうか巨大白澤です。
ただいま阿鼻地獄で地獄で大暴れしております。
極卒たちは亡者を置いてモフラから数キロ先の山の上に避難中です。

「うむ、なかなか良い呵責するじゃないですか、あの駄獣」

双眼鏡を覗き込みながら深刻度の感じられない言葉を発する鬼灯でした。
彼以外から見れば呵責というレベルではない破壊活動なのですが……というか彼にとってはUMAも怪獣もそんなに変わらない位置づけの様です。

「よくないですよ!極卒までやられちゃってるじゃないですか!」
「復活しない分極卒の方が危ないです、幸いまだ死者は出ていませんが」
「拷問道具とか針山地獄とか壊しちゃいますよ」
「閻魔殿も壊されちゃいますよ」
「地獄には獄卒亡者以外の一般鬼や妖もいるんですから!」

はやく白澤様を元に戻してください!!
部下達の悲痛な声を背中に聞いて、なんでも私に任せないでくださいよ、と溜息がもれました。

「……いつもの白豚よりはマシだと思うんですけどね」

白澤の瑞兆仲間によると地獄の住人達が白澤を冒涜し続けた結果がこれらしいです。
というのも普通は神様に対して悪口など言えば“バチ”が当たるものなのですが、白澤がそれを望まず与える筈の“バチ”を全て自分の身の内に溜め込んでいたそうなのです。
それが今日鬼灯との喧嘩中「貴方となんか出逢わなければ良かった」と言われたことで大爆発、一気に闇堕ちし巨大化し、いつぞや鬼灯の掘った地獄直通の落とし穴を通って此処までやってきたそうです。
とどのつまりは鬼灯のせい、と言えなくもないんですが、鬼灯に対しては白澤も言い返したり仕返したりしているので、そんなに溜まってはいないそうでした。
むしろ鬼灯に“バチ”を当てないように大して怒っていない時でも喧嘩していたのかもしれません。

「まったく、ちょっと冒涜されたくらいでバチ当てなきゃいけないなんて神様方はどんだけ横暴なんですか」
「お前だって昔は自分を馬鹿にした奴ソッコーぶちのめしてきてたじゃねえか」
「あら、それは今もよぉ」
「鬼神も一応神だけど、お前の場合はバチじゃなくて直接攻撃だよなあ」
「「あはははは」」

なんて鬼灯with幼馴染達がのほほんと談笑してるうちに、地獄は破壊され続けております。

「被害金額は後で天帝にでも請求するとして、あれで理性があれば良い拷問になると思いませんか?」
「白澤様に理性があれば拷問なんてしないんじゃありませんか? 優しい方ですし」
「チッ」

先程から白澤の対処に消極的な鬼灯ですが恐らく大好きな地獄にでっかいモフモフがある図が思いのほか気に入ったのでしょう。
小判やテレビ局のカメラさんに、あとで映像下さいと言っているのを見たという情報が入っております。


「とりあえず、あの女好き淫獣の気をそらすためにミキマキの二人に協力していただくことにしました」
「鬼灯って何かとミキマキを使うけど、仲いいの?」
「ええ、よくしていただいてます」
「いいなあ」

蓬が羨ましろうに呟くのを無視して、鬼灯はメガホン片手にバリトンボイスで空に向かって叫びます。
すると背中にゴンドラを乗せた朧車が現れました。

「父ちゃん!?」
「なにやってんだあの人……」

朧車の上のゴンドラの上にマキミキの二人が乗っていました。
ひらっひらの一枚布で出来た衣装に金ピカのネックレスやらイヤリングやらアンクレットが光るエキゾチックな出で立ちです。

「では詠って頂きましょう!マキミキのお二人で即興曲“モフラの歌”!!」
「即興曲って即興で唄ってもらう曲じゃないからね!?」

というわけで鬼灯の無茶ブリに応えてマキとミキは一生懸命歌いました。
モフラの歌とかいうタイトルなので冒頭の「モフラーヤ モフラー」以外は某怪獣映画に出てくる妖精が歌うアレです。
冒頭からしてパクリですが、よくあの歌の歌詞を正確に唄えたなと褒めてあげたいと思います。

「おお!白澤様が止まった」
「歌の力なのか、ただの女好きなのかよくわからないけど!とりあえずよかった!」

しかし、何を思ったのか白澤はマキミキと一緒にモフラの歌をうたいだしました。
声はよく出ているのですが人が一番指摘しづらい微妙な歌唱力をしています。
破壊活動よりはマシだけど、鬼々の中でこの獣さっさとどうにかして欲しいという気持ちが高まりました。

「さて、此方に打ち出の小槌(改)があります」
「あ、それ直ったんだーよかったね鬼灯様」
「ええ、今回はこれを使って」

鬼たちは打ち出の小槌で白澤を小さくするのかと思いました。
しかし、鬼灯はそれを丁度近くにいた茄子に渡し。

「大きくなーれ、と言いながら私に向かってそれを振ってください」

――そっちですか!?

通常サイズでも攻撃力凄まじいのに巨大化してどうするつもりですか!?
怖ろしくて仕方ないです!!

「わかりました、そーれ! 大きくなーれ、大きくなーれ!」

他の獄卒が唖然としてる内に茄子は言われた通り打ち出の小槌を振ってしまいました。
それに合わせて鬼灯の身体はどんどん大きくなります。

「うわああああああああ!!!」
「逃げろおおおおおおお!!!」

ぶっちゃけ白澤が巨大化して暴走した時の比ではないくらい必死で逃げる獄卒達。
彼らの中では鬼灯>>>白澤のようです(恐怖の度合い)
そんな風に白澤を舐めてるからバチが溜まるんだよと思わないでもないです。
まぁ悪口言われるようなことをばかりしている白澤にも問題があるので仕方ないです。

「……」

巨大化した鬼灯の視線の先にはミキマキon朧車と並んで歌っているでっかいモフモフがあります。
歌に夢中になって暴れていないので捕獲は簡単そうです。

(そういえば神獣形態は久しく見てませんでした)

そう思えば腕が鳴ります。
バチのことを鬼灯に話していなかった事。
一人で溜め込んでいた事。
喧嘩中の明らかに本心ではないと解かる言葉を勝手に真に受けて傷付いた事。
最後の一つはともかく最初の二つに関してはムカついてきます。

「白豚さん……」

数キロ離れた場所でもぴょんとジャンプで一っ飛び。
衝撃で空気が震えましたが、まあ地獄の住人は総じて丈夫なので吹き飛ばされても大丈夫でしょう。

「ひっ!!?」

飛んできた鬼灯に背中からガシっと抱き着かれ、地面に堕ちそうになる白澤ですが寸前で耐えます。
お陰で地上にいた亡者たちに被害はありませんでした。
暴走してるくせにやはり根は優しい神獣なのです。

「私の地獄を乱した罪でモフリ地獄へ堕ちて頂きますよ」

地獄はいつからお前のものになったんだとか、モフリ地獄ってなんだとか色々ツッコミ所は多々ありますが怖くて誰も指摘できません。

「この先は言わずもがなの展開です」
「ちょ!?おい!?なんだこれ!!?え?やだこんな大勢の前で……」

ぎゃああああああああああああああああああああ!!
という神獣の断末魔が地獄中に響きわたりました。

それを聞いた地獄の住人達は、これからはもっと神獣に優しくしよう、悪口言うの控えようと心に決めたんだそうです。



めでたし めでたし




END







鬼神と神獣が鬼白の可能性についてメタに語る会話文
※星惚れは書いてる奴の名前です



その壱:二人の出逢い

「さて、公式では子鬼時代に現世に連れて行ってもらったのが初めということですが、白澤さんはどう思いますか?」
「ちょっと待って、なんでお前そんなノリ気で話始めてんの?」
「さっさと終わらせて仕事に戻りたいからですよ」
「それもそうだね、僕も妲己ちゃんと約束あるから早く終わらせたい」
「ほぉ?」
「言っとくけど仕事だからね!妲己ちゃんの妓楼に訪問診療に行くだけだからね!?」
「どうせその後しこたま飲まされてぼったくられるんでしょ……そんな金あるなら桃太郎さんの給料上げてやればいいのに」
「うっさいな!僕が働いて稼いだ金をどう使おうと僕の勝手でしょ!それに桃タロー君は徐々に昇給してく予定だから最初の給料はあんなもんなの!」
「へーそうだったんですかー」
「なにその棒読みムカつく……まいっか、僕らの出逢いはそれでいいとして、初めてお互い認識したのはお前が補佐官になってから?中国に勉強しに来てた間に暫く僕を師事してたとかないの?」
「あの時、あなた泥酔して私が誰か解かってなかったじゃないですか、それにあの後あなたが現世に堕ちて暫く監禁されてる間に私も黄泉に帰っちゃったでしょうし……難しいですね、二次設定とするなら全然オッケーな範囲ですが」
「そっかあ、僕に教えを乞くお前とか見てみたいんだけどなあ」
「そもそも星惚れの中では私の貴方は出逢いから可能性は無限大なんだとか」
「はい?」
「白亜紀に友達だった恐竜か何かの生まれ変わりとか、白澤の番(つがい)まあ二次では黒澤って名前が多いけれどの生まれ変わりとか、丁と融合する前の鬼火が実は白澤のことを好きで白澤に近づく為に丁を利用したとか、色々と妄想は広がってるらしいです」
「へ、へえ……」
「ドン引きしないでください気持ちは解かりますが……まぁなんだかんだ言って公式が一番萌えるってことで落ち着いてるみたいですよ」



その弐:恋のベクトル

「このベクトルってどういう意味」
「両想いとか片想いとか両片想いとか私の方が貴方を好きとか貴方の方が私を好きとか」
「両想いとお前の片想いとお前の方が僕を好きしか認めない」
「そんなもの私だって両想いと貴方の片想いと貴方の方が私を好きしか認めませんよ……ま、貴方の愛が私に勝るとは思えませんけど」
「はあ?なにいってんの?僕の方がお前を好きだし!!」
「私の方が一途で重いですよ、しかもぐつぐつ煮立つような、こう見えて意外と執心深いですし」
「意外でもなんでもないよ!ていうか僕の方が愛が深いからね!男好きでもないのにお前を受け入れてる時点で気付け!自分より先に死ぬ奴に永遠の恋とかしちゃってる時点で気付け!」
「負けず嫌い……」
「おい!なんでそんな勝ち誇った顔してんの!ムカつく奴だなぁ!!」
「星惚れ曰く、鬼白ならなんでもイケるけど両片想いを千年単位で拗らせてる二人が好き……らしいです」
「鬼だなソレ」
「お互い本気で嫌い合っているけど執着心が強すぎる殺伐鬼白とか、愛はないけど体の相性はいいから関係を続けてるセフレ(セックスライバル)鬼白とか、利害関係ありきな夫婦とか、征服欲を満たす為に凌辱とか、その他、殺し愛、殴り愛、も読む方だったら全然アリだとか言ってました」
「それは可能性どうこうの話じゃなくて、たんに星惚れが無節操なんじゃない?」
「しかし自分で書く分には愛がある話が良いそうです」



その参:愛の種類

「これは恋愛とか親愛とか博愛とか偏愛とか情愛とか友愛とか、でしょうか」
「お前の愛はそんな生易しいもんじゃないと思うけどね」
「貴方の方こそ億歳越えの愛はなかなか歪んでると思いますよ」
「もはや愛憎が入り混じっててどっちが大きいのか解らないときあるよね」
「まあどちらも一言では言い表せない形をしているということですね」
「二人なら愛の種類も無限大にあるってことか」



その肆:地獄と天国

「これってどういうこと」
「地獄と天国の関係性とか、うちの実家と貴方の実家の関係性とかじゃないですか」
「ああ……これね、原作を見ると割と友好的なんじゃない?鳳凰と麒麟はお前に気遣ってるし」
「というか天国がどんなもんか、作中にはあまり出てきませんね、桃源郷と高天原くらいでしょうか」
「インドと中国の地獄も名前だけしか出て来てないよね、ていうかアレの所為でお前の金棒の元の持ち主は中国の獄卒で僕の知り合いっていう誰得な設定が星惚れの中で定着しちゃったみたい」
「なんですかそれ」
「しかも妻子を捨てて中国へ渡ったお前の父親だったら萌えるとかなんとか……」
「……」
「ごめん、僕が謝るのもどうかと思うけどごめん……」
「いえ、天帝と西王母その他中華神話界の方々をかなり愉快に妄想されてるみたいなのでお相子です」
「それ言ったら日本神話のイザナキさんとかナキサワメちゃんとか好き勝手書かれてるよね……」
「世界には神仏も妖怪も無限に居ますから、書き手は楽しいでしょうね、神同士で戦闘になったら派手でしょうし」
「……恐らく公式ではどこも友好的な関係だと思っとこうよ……もし世界になんかあってもお前がいる限り日本地獄は平和だよ、僕もついてるし」
「……そういえば、鬼が死後に逝く世界というのも妄想してたな」
「は?」
「六道とは違う世界で、鬼以外は逝くことも出来ないし輪廻転生もないから帰って来ることもないとか」
「やだなソレ……」



その伍:まわりのキャラクター

「閻魔大王とかお香さんとか新卒コンビとか幼馴染とか桃太郎ブラザーズとかミキマキとかカマーさんとか……」
「お前の周りは賑やかでいいな」
「それは否定しませんが貴方のとこだっていつも賑やかじゃないですか、主に女性ですが」
「まあね」
「ドヤ顔すんな淫獣……まあ登場キャラが多いから絡ませ方も無限大か」
「猫好好ちゃんとか猫美美ちゃんとかももっと活躍していいと思うんだ」
「あんな精神にくる禍々しい良く言えばオリジナリティ溢れる創作物をキャラとは認めません」
「フン、あの可愛さが解からないなんて可哀想な奴だね」
「あれを可愛いと言えるお前の美的感覚で口説かれる女性が可哀想ですね」



その陸:女性問題

「と、言ったところでこの話題ですよ」
「女性問題って……」
「それこそ無限大にありますね、貴方の場合」
「そんなんお前だってそうだろ」
「はあ?私はお前みたいに見境なくありませんけど?」
「ムッツリの癖に何言ってんだ……ま、お前はモテモテな地獄の第一補佐官様ですから?そんなとこも良いって言う子もいっぱいいるでしょうけど?」
「貴方こそ何言って……あ、女性問題ってそういう意味じゃない」
「え?」
「星惚れは鬼灯と白澤が童貞である可能性を考えてるみたいです」
「……お前はともかく僕はありえなくない?公式スケコマシで昼間から女くさい人呼ばわりされてんだよ」
「私だって有り得ないですよ、言い寄る女性が多い設定で、据え膳は食う主義だの言ってますし」
「でも原作は全年齢対象だからそういうシーンはないもんね、僕等の立場を考えるとそういう可能性も出てくるのか……」
「あと白澤が私に惚れてからも女遊びを続けるのか止めるのかでも可能性が無限だとか思ってるみたいですよ」
「はあ?」
「私に惚れて好きでもない男性から抱かれるツラさを想像できるようになったから、玄人女とはお酒を呑んで話すだけになったとか、たまに叩かれるのは手を出してくれないからだとか、隠れ童貞とか、装いビッチとか、そういうのも良いなって思ってるそうです」
「なにそれ?」
「そして色々考えた結果二人とも女タラシの非童貞で全然オッケーだから、鬼白もっとエロいことして!って結論に達したと」
「本当なにそれ!?」



その漆:性別

「もう性別:白澤でいいんじゃないですか?」
「なんでだよ!そりゃ神様だし結構なんでもありの設定だし元ネタの神獣があれだから無性とか両性の可能性もなきにしもあらずかもしれないけど、心は確実に男だよ!」
「その心は男という貴方を私の手で女にしていくのがまた……」
「お前は男の僕を好きになったんだろうがぁぁあ!!僕がお前の為に女になるならまだしもお前の所為で女になるのはイヤだよ!!」
「私の所為で……」
「なにちょっとソレ良いなって顔してんだよ!!ありのままの僕でいいじゃん!僕だってありのままのお前が好きなんだから!!」
「いえいえ真面目な話、私の立場上ホモでジジコンでケモナーだったら色々と問題が」
「ジジコンとケモナーは人型とってりゃ言われないだろ!!」
「ちなみに星惚れは、鬼灯の子ども生むのは白澤がいい!と主張しております」
「なんであの子そうなった!?今まで男体妊娠とか興味ない、むしろ女体化も書いた事ない子だったのに……」
「貴方また腐女子に新しい扉を開かせたんですね、見事です」
「嬉しくない」
「ちなみに私としては貴方と二人で生きてくのも魅力的ですが、孕んだ貴方や子育てしてる貴方も見てみたい」
「子育てはお前も協力すんだからな!お前の血を引く家族なんだから大事にしろよ……っていうか孕まないし生まないけど!!」
「まあ、公式は男だけど、二次の性別はフリーダムってことで」
「もうヤダ……」



その捌:特殊設定

「上で言った女体化が既に特殊設定なんだって」
「いや、ここで言う特殊設定は俗にいうオリジナル設定や捏造のことですね」
「星惚れの書く話には毎回あるよね、そんな設定原作にねえよって感じなの」
「中二病こじらせてるから、鬼徹のような御伽要素あるジャンルだとファンタジックな設定考えるのが本当楽しいみたいです」
「自由だよね、いや二次創作ってそんなもんだろうけど」
「一応、原作にまったく関わらないパロは書かないって拘りは持ってるようです……異世界ものとか転生ものが多いのはその所為か」
「読む分には無節操なくせに」
「キャラが崩壊していて全く違う世界観だったらそのジャンルで書く必要ないじゃん、的なことを」
「他人様のパロは好きなくせに」
「まあこれも可能性は無限にありますよね……」
「そうそう、ループ系と異世界トリップ系と獣化とか機械化とか植物化とかの変身系は結構好きだって、薬作る人いるし術師もいるし呪いや魔法もある世界だから結構なんでもアリだと思ってるみたい」
「最近では白澤さんが私に神格を譲って、鬼神獣になるとか、純妖怪になるとかがブームだそうですね」
「うん、ていうか今度書こうとしてるシリーズがそれなんだって」
「……はあ」



その玖:クロスオーバー

「クロスオーバーってなに?」
「九つもある便利な目で調べろ」
「そうだね……ちょっと待って」
検索中
「わかった」
「よろしい、では星惚れが今まで創作したジャンルの中で考えてみましょうか」
「待って、今まで創作したジャンルって括りだと沢山ありすぎるよ、ノートに書いた落書きとか公開してない短文も含まれるわけだろ?」
「ノートって友達に見せたり先生に提出とかしません?」
「案外真面目だからテスト用のまとめノートを作ってたみたいだよ?ほぼ落書きと謎のポエムで埋まってたけど」
「ある意味デスノートですね……では絵で描いたものは除外しましょうか?あれ一応文字書きでしょ?」
「文章か、そうだね……それならかなり絞られるよ、えっと……日和・ハイスコア・ナルト・デュラララ!!・3月のライオン・虎兎・黒子のバスケ・青の祓魔師・蟲師・戦国バサラ……」
「公開レベルにいってない話だと、あまつき・いつわりびと・無双シリーズですか……まあこれは期待できないですね」
「そして今は鬼灯の冷徹」
「創作歴十年にも満たないくせに結構ジャンル変えてますね」
「ジャンル変更って意識ないんだよね、最近書いてないけど原作はみてるし妄想もしてるし、ただ妄想スピードに執筆スピードが追いつかなくて、仕方なくその時に一番書きたいジャンルを書くじゃん?」
「じゃん?って聞かれても……」
「とりあえず、書いたことあるジャンルとのクロスオーバーは可能か考えてみようか」
「見た感じだとハイスコア・デュラララ・3月のライオン黒子のバスケは余裕でいけそうですね、現世視察で会ったとか、幽体離脱や臨死体験などで邂逅も可能ですし霊感が強いキャラもいる」
「無理なのは日和とナルトと青祓か、コチラとは死後の世界が明確に違うから……虎兎とバサラは微妙なとこだね」
「星惚れ的に萌えるのは青祓とバサラらしいです……出雲さんというキャラに憑依する妲己さん見たいとか、芥子さんに狸だと勘違いされる家康さんを見たいとか」
「ねえそれって僕ら出番あるの?」
「はっきり言ってないと思いますよ、ていうか現世キャラに絡むの難しいでしょ貴方」
「あるよ!メフィストさんと友達だったら楽しいじゃない!バサラでも天下とった人のとこに舞い降りるとか!!」
「……女性と絡まなくていいんですか」
「よくない!男なんか興味ない!!」
「では私も遠慮します……いくら私でも他ジャンルのキャラを呵責するのは色々と良心の呵責がありますので」
「呵責すんの前提なんだ……」
「というわけでクロスオーバーの可能性はないですね、鬼白が目立たなくなります」



その拾:総評

「まとめてみたところ鬼白の可能性は限りなく無限に近いと……ていうか星惚れが無節操になんでも萌えるってだけだろ」
「この話(?)だってかなりギリギリ攻めてるもんね」
「メタ発言もオーケーってことはドラマパロとかもアリなんですかね」
「実は全部お前の夢の中の話でしたーってのもあるよね、僕は病院のベッドに寝かされたお前を見て早く起きてよっていう嫁役やりたい」
「なに勝手に私を寝たきりにしてるんですか」
「まあ、いいじゃん……そろそろ締めてよ」
「何故私が……まあいいでしょう本当にさっさと終わらせて仕事に戻りたいですし」

そんなわけで

「ここまで読んで下さった方、本当にありがとうございます」
「くだらない話に付き合わせちゃって御免ねー」
「これからも私と」
「僕を暖かく見守ってくれると嬉しいです」
「よろしくおねがいします」


本当にありがとうございました




没ネタ詰め

実は誰か代わりに書いてくれたら良いなと思ったりしてます……


【黒澤さんネタ】
この黒澤さんは元人間。
古代の日本から単身中国へ勉強しに渡った遣隋使もびっくりなイケメン、日本名もあったけどあまり良い意味じゃなくて白澤さんに『黒澤』と名前をもらった。
日本に妻子がいたけど置いてきたことを今も悔やんでいる。
中国への航海中に事故で死亡、中華天国あたりを彷徨っていたとこを白澤さんに出逢い、気に入られて相棒みたいな関係になる。
日本のあの世(当時は黄泉)が無法地帯なことを憂いでいたが、白澤さんが日本に地獄の法などを教えに行くと言っていたので安心。
鬼灯さんの金棒の元の持ち主(天国の神様だけど地獄の武器を今の鬼灯さん以上に使いこなしていた)
天帝から白澤の番になる許可も頂いているけれどお互い本気で相棒としか思ってなかったから拒否。
鬼灯さんの父親説と鬼灯さんの前世説で迷ってます。
前者だったら現在中華天国の高級官吏、鬼灯さんのお母さんと共に白澤さんとお友達、鬼灯さん『親父がライバル(一方的敵意)状態』です。
後者だったら、白澤さんが惚れたのは鬼灯さんになってからだったので白澤さん的にあまり思い出して欲しくないみたいな、元の相棒関係よりも今の関係の方が好きで失いたくないみたいな。


【恐竜さんと友達澤さん】
不喜処の恐竜さん達と仲良しっていうか生まれたて白澤さんのお世話をしてた事のある恐竜さん。
そんなママさん恐竜さんから幼澤さんの恥ずかしエピソードを聞いて可愛いやら羨ましいやらな鬼灯さん。
恐竜さん(もはや義母さん感覚)に白澤さんへのラブを打ち明け、恐竜さんにアドバイスをもらいながら白澤さんを落としてゆく鬼灯さんのサクセスストーリー。
没理由は鬼灯さんがショタコンみたいになるから(酷)
【ホモサピエンス擬態薬飲んで元に戻んなくなった鬼灯さん】
地獄にいると危険なので元に戻るまで極楽満月に居候です。
どっちかが片想いしてる状態だとおいしいです。
鬼灯さん的には家事とかしてくれるし漢方学べるし嫌がらせできるしラッキー。
貸しができるし店とか壊されないんで白澤さん的にも悪くない。


【黒澤さんの冬虫夏草的存在だった鬼灯さん】
鬼灯さんの背中からニョーンと出てくるとグロイので普通に鬼灯さんが乗っ取られるっていう話。
黒澤さんも普通にいいひと。
白澤さんが「元に戻れよ!いやでも、このままなら鬼灯(体)とずっと一緒に…いや、でも鬼灯が好きなんだ!ああでも黒澤を消したくない!!」みたいな葛藤するので書いてて絶対疲れると思う自分が


【定期的に誰かと寝ないと神獣フェロモンが分泌されて無差別に周りを誘惑しちゃう白澤さん】
いつぞやのキャプションで語ったあれ、没理由はエロが書けないからに他ならない。
そういう理由で女の子と遊んでる(もちろん女の子が好き)けど別に性欲が強いわけではないのに鬼灯さんから「淫獣」呼ばわりされて傷付いてる白澤さん。
一度、女遊びを辞めてた時に鬼灯さんを誘惑しちゃってやっちゃって「あいつは神獣フェロモンに誘惑されただけなんだ!僕のことなんて本当は好きじゃないんだ(><)」ってなる白澤さん。


【ノアの方舟的な白澤さんとノアさん的な鬼灯さん】
これもいつぞやのキャプションで語ったアレです。
地獄が崩壊することになってシェルター代わりになる白澤さんと、そのシェルターの中に入る人を選別する役の鬼灯さん。
シェルターになった白澤さんは二度と元に戻れないから、自分も地獄と共に逝こうとする鬼灯さんを必死で止める人々。
戦艦が娘になっちゃうくらいだから神獣がシェルターになっても良いと思うんだ。
ただコレ絶対ハッピーエンドにならないよねってことでボツりました。


【やけぼっくい鬼白】
これもいつぞやキャプション(略)
百年単位でくっついたりわかれたりしてる鬼白、それを知らない桃太郎さんに元カレのことを語る白澤さん。
浮気症のくせに鬼灯と付き合ってない時に限って女遊びしない白澤さん。



【お前らピノキオか】
これもキャプ(略)
好きな人見ると額の目がハートになっちゃう白澤さんと嘘を吐くと角が伸びちゃう鬼灯さん。
白澤さんの方はピノキオじゃないですね、うん。
なんかの呪いでそうなっちゃった両片思い鬼白が見たいです。


【うさぎ割烹 極楽満月】
これも……(略)なんだか他に発散するとこないからってキャプションに妄想を書き過ぎてますね、すみません。
昼間は普通に薬局なんですけど、夜になると割烹屋さんを開く師弟の話。
一見さんも大歓迎、屋台もあって(割烹料理屋じゃねえ)閻魔殿の前で出張してたりする、鬼灯さんが忙しい時を見計らって良い匂いを漂わせる嫌がらせ白澤さん。


【鬼神獣・鬼灯と純妖怪・白澤】
惑いの蕾はいつ花開く(http://www.pixiv.net/novel/show.php?id=4143487)と同じような設定っていうか元ネタです。
白澤さんから神獣白澤の神格を受け継いだ鬼灯さんと、鬼灯さんに神格を譲った所為で居場所を失くした純妖怪・白澤さん。
知性を失くしていたり、時の帝にでも憑りつこうかしていたところを鬼灯さんから眷属にされる……みたいな?まぁ同じ設定で色々考えるのが楽しいです。
この時の鬼灯さんの名前は『鬼澤』で白澤さんの名前が『白灯』に変ってるけど昔からの知り合いは旧名で呼ぶとか。


【鬼火妊娠ネタ】
内外外出かくも愛しき(http://www.pixiv.net/novel/show.php?id=4091536)のあとがきで語ったやつです。
あとがきで語った時からまた色々妄想して大まかな設定が変ったりしましたが、どう考えてもメッチャ長くなるやつです。
ほんでやっぱりオリ設定と捏造ナキサワメさんとイザナキ様が出張ります。
余談ですが途中で、本当に鬼灯さんと別の女の人との間に出来た子供を代理出産する白澤さんとか想像したら悲しくなってきました……鬼灯さんからの好意がゼロだったらそうなる可能性もあったんですよね……よかった自分が鬼→←白好きで。
ていうか本当に鬼白の子供の名前を考えるのが楽しい。



※烏頭香注意

【お見合いドッキリ】
快曇寧日(http://www.pixiv.net/novel/show.php?id=4012983)のあとがきでチラッと言ってたあれです。
烏頭香前提で、烏頭さんに告白されてはいるものの煮え切れないお香さん前提。
ある日、烏頭にお見合いの話(嘘)が舞い込んできて、どうしていいのか解らなくなるお香さん。
ドッキリ仕掛け人は鬼灯さん、協力者で烏頭の偽お見合い相手役な白澤さん。
ただ白澤さんの女装が書きたかっただけという、烏頭香が去った後お見合いの場となった料亭の一室に残された女装白澤さんとそのままシッポリとか見てみたい。
原作で烏頭さんとお香さんの会話シーンとかあれば(口調とか呼び方とか解かれば)書くかもしれないです。
逆にお烏頭香が仕掛け人で見合いドッキリされる鬼灯さんや白澤さんも見てみたいです。