術(後編)ほぼ水陸松の会話です。高速道路の作りなど適当に想像だけで書いてます

ぼくの世界を否定しないでよ
ぼくの世界を何も知らないくせに簡単に変えてやるだなんて言わないでよ
ぼくが誰で誰がぼくかも知らないくせに常識なんて押し付けてこないでよ
ぼくの世界を否定しないでよ
ぼくの世界を何も知らないくせに幸せになれないなんて言わないでよ
ぼくが誰で誰がぼくかも解らないくせに理想なんて押し付けてこないでよ

なにも知らないくせに
なにもわかってないくせに
きみの勝手な決めつけでぼくのなかのきみをなくさないでよ
ぼくのなにもかもを奪おうとしないでよ


「あの二人が出ていったのは一昨日の朝、一昨日の夕方に富士山に登って昨日の昼に下山したとして……昨日は伊豆あたりに泊まったんじゃないかな……」

昔ながらのイヤミのものは六つ子のもの志向により車を奪ってきたカラ松。
そんなカラ松の運転する車の助手席でチョロ松が地図を見ながらそう言って、今度は時刻表を開いた。
ふたりとも温泉行きたがってたし、とチョロ松が言えばカラ松は熱海じゃないのか?チラシが来てただろ?と訊ねる。

「いや、最初はそう思ったけど、熱海はなんか家族か夫婦で行くイメージとか言ってたから、それ思い出して素通りしてるかもしれない」
「ということは伊豆に行けばいいのか?」
「いや、一泊して観光してもう移動してるかもしれない、箱根あたりに」
「伊豆に箱根って……」
「渋いよね、でも案外ジジくさいし」

先程から二人が富士山に向かったことを前提に話しているが、そうとも限らないし、そこから温泉地へ向かってるかも解らない。

「でも、今あの二人は少しでも傷を癒したいんだと思う……あと、平常心を取り戻して皆と普通に暮らせるようになりたいんだと思う、だから自然の中や静かな場所を選ぶんじゃないかな」

自分だったらそうする。
チョロ松は淡々と語ったあとフロントガラスの向こうを眺めた。
腹が立つくらい青い空。
カラ松はそんな弟を見てハンドルを強く握り締めた。
普段は就職活動とドルヲタ活動とギャンブルとツッコミとシコ松しかしていない印象だったが、こんな時に役に立つのは彼の思考力だ。
就活とヲタ活とギャンブルとツッコミと自慰してればそりゃあ頭脳労働得意になるだろう。

「それにしても意外だった」
「なにがだ?」
「お前とトド松のこと、子どもの頃から特別視してたのは知ってるけど思春期で気持ちを捨てるかと思っていた……二人とも」
「……なぜだ?」
「お前らもっと派手でドラマチックな恋愛が好きだろ?同性の兄弟ってのは置いといて、お互い近場で安牌な相手にいったなぁって」
「そうでもないがな」

アイツの考えていることは全然わからない、いつも……

「アイツを傷付けてばかりだ」

今回だって、正直自分は全く悪くないと思うがトド松を傷付けてしまった。

「オレがいくら愛してもアイツからは痛い痛いと言われてしまう」
「んー……よくわかんねぇけど、お前のその痛さはまぁトド松的に許容範囲なんじゃない?」
「……」
「だってアイツ本気でお前に難色示してるときは『痛い』って言わないで他の言葉と態度を使ってるだろ?」
「そうか?」
「お前がトト子ちゃんに貢いだときとかアイツのバイト先で暴れたときとかドブスにこき使われてたときとか……クソ寒そうな格好してるときとか」
「……」
「あとお前が本当に馬鹿なときはリアクションとらないでスルーしてる、それが一番効くからだろ」

イタいと言われるときは、きっと許しているときで
カラ松がカラ松のことをちゃんと見えていなかったり、カラ松自身のことを考えてなかったりするときが一番トド松にとって不快なのだろう。

「僕がおそ松兄さんにツッコミ入れるときもさ……兄弟の中で一人だけムキになって、好きな人を否定して、好きな人のこと変えようとして……やり過ぎると嫌われるかもしれないのに……こんなこと考える僕を馬鹿だなってお前も思うでしょ?」
「まぁな……」

珍しく、素直に内心を吐露するチョロ松にカラ松の胸が傷んだ。

「その馬鹿だなぁって気持ち、時々お前やトド松にも感じる」
「そうなのか?」
「うん……うちの兄弟は本当みんな救いようのない馬鹿なんだよ」
「馬鹿って」
「馬鹿は馬鹿だと認めた方がいいぞ?お前自分がされたら傷付くってだけで、それを馬鹿なことだと思ってないから自分も他人に対して同じことをするんだよ、それに自分が馬鹿なことしてるって思わないと他人が馬鹿してるときに許さなきゃいけないからな」
「お前……何回馬鹿って……」
「僕も自分も馬鹿な六つ子の一員だって認めたことで以前より容赦ないツッコミが罪悪感なくできるようになったからな」
「それは良いことなのか?」

カラ松から見てもチョロ松の自意識は以前よりも安定しているように見えるけれど、自分も馬鹿だと認めたなら他人の馬鹿を許せるようになってツッコミも抑え気味になるのではないだろうか?
ああでも、自分のしていることが誰かを傷付けて怒らせることだと認めているから、自分が同じことをされたとき素直に傷付き怒れるのかもしれない、カラ松にとってはトド松との関係が正にそれだ。

「そりゃあ、たしかに独占欲ゆえの貶し愛も入ってると思うよ?みんなを馬鹿にすることで自分の身近に感じときたいっていう」
「酸っぱいリンゴの話の狐のようなものか?」
「それよりは一松が六つ子みんなゴミだって言ってるのに近いかな?でも本当に馬鹿なとこをどうにかしてやりたいって気持ちもあるわけ、兄弟だったら可愛い馬鹿とか一緒に馬鹿やりたいと思えても世間はそうじゃないぞっていう」
「お前さっきから本当何回オレ達を馬鹿と言ってる?」

というカラ松の投げ掛けもスルーされ、そこから何故か『いかにツッコミがボケを愛してるか』一人談義が始まった。

「本当はさ、僕だっておそ松兄さんの可愛い馬鹿とか許したいよ……一緒に馬鹿なことやりたいし、おそ松兄さんの頭良いとことか格好良いとこなんて世間に見せたくないよ……まぁさっき言ったみたいにお前の馬鹿は許容範囲外だけど」
「えっ」

ノロケから流れるように批難されたカラ松は戸惑う。

「トド松のツッコミも変わらないだろうなーって思う、アイツがお前に対して当たりがキツいのは何をやっても許してくれるお前に甘えてるわけじゃなくて、アイツの価値観で許容できないと思ってのことだから、それ以外のときはお前に優しいしねトド松」

お前もトド松のこと一松や十四松みたいに甘やかしてはいないし、僕みたいに気遣ってもいないけど優しいもんな、とチョロ松は続ける。

「たとえお前が昔みたいに短気でキレやすいままだったとしても、トド松の愛情が変わらなければ態度は変えないだろ……まぁ昔のお前だったら今みたいに損することも減ってトド松が傷付くことも無くなるかもしれないけど」
「どういうことだ?」
「え?僕の話聞いて気付かなかった?アイツがお前に「イタい」以外の言葉で難色示すときは、だいたいお前が傷付いたり迷惑かけられてるときだろ?」

次の瞬間、ききーっと音を立てて車は急停車した。

「おまっ!あっぶねえな!!高速走ってる時に急ブレーキすんなよ!!死ぬかと思ったわ!!」
「……えっ?あ……そうだな、すまない」
「はぁ……後ろに車なくてよかった……もう少し行った先にバス停見えるからそこに留めて、ちょっと落ち着け」
「ああ……」

そう答えたカラ松がバス停の手前で停車して、はぁーと大きな溜め息を吐いてハンドルに顔を埋めた。
いつも寡黙なので何を考えているのか読めないところがあるけれど、今の彼の頭の中がどうなってるのか、凄く五月蝿いことになってたりして……と、思いながらチョロ松はその後頭部を眺めた。

「トド松……好きだ……」
「はいはい、それは本人に言ってあげ……あ」

結局トド松が好きだという結論に達したらしい兄に呆れながら目線を外すと、反対車線のバス停に見慣れた黄色とピンクのパーカーが見えた。
双子がやっている双子ファッションのようで目立つ、遠目から見ると幼稚園児みたいな色だよな……って、そんなことはどうでもいいのだ。
え……?なんでこんなところに?そういえば一個前のパーキングエリアに美味しいお菓子が売ってると有名だったような。
それを食べる為にわざわざ高速のバス停に来たのだろうか?

「なぁ……カラ松、あれ……」

トド松たちじゃない?
チョロ松がそう指差した先を、カラ松が見た瞬間、運転席のドアが開いて彼が飛び出して行った。

「は?ちょっ!?待て!!」

ここは高速道路だぞ!?
と、チョロ松はギョッとする。
カラ松は一応左右確認するくらいの理性は持ち合わせていたのか、車が来ていないうちに中央分離帯まで辿り着いていた。

「馬鹿ーーーー!!?」

なに考えてんだ!死ぬぞ!?と、クラクションを鳴らすと対抗車線の十四松とトド松も気付いたのか此方を見て、そして。

「ぎゃーーーー!!!」

遠目からでも解る、跳び跳ねてバス停の屋根に頭をぶつけていた。
そりゃ知り合い(しかも家族で好きな人)が高速道路の中央分離帯にいて横断しようとしているのが見えたらそうなる。
そしてまた車が途切れた時を見計らってカラ松は飛び出していた。
良い子も悪い子も……というか老若男女は絶対に真似してはいけない。
高速道路をダッシュで横断してくるカラ松を見て十四松とトド松は逃げもせずギャーギャー騒いでいる、それもそうだ。
カラ松が無事に道路を渡り終えたのを確認するとチョロ松は運転席へ移り、素早く車を発進させた。
とりあえず次の出口で降りて、あの三人を迎えに行こうと。


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バス停に着いたカラ松を待っていたのは背中と腹部への両面攻撃だった。
十四松とトド松の二人に飛び付かれたのだ。

「危なかろーー!危なかろーー!!」
「バーカ!バーカ!バーカ!バーカ!!」

たしかにギャグ回でもないのに無茶をしたなという自覚はあるが、この弟二人はパニックを起こしすぎではないだろうか、そう思っていると。

「カラ松兄さんになんかあったら一松兄さんが悲しむでしょ!!」
「カラ松兄さん!カラ松兄さん!う……うわぁーーん!!」

そして二人してビェェェェと泣き叫んでしまった。
お腹と背中が涙と鼻水でぐっちょりだ。

「すまないな……大丈夫だから、もう二度とこんなことはしない」

腰を捻って二人の頭を撫でる、トド松は純粋にカラ松が危険を犯したことへの恐怖と無事だったことへの安堵で泣いているようだが、十四松からはそれプラス怒りも感じる。

「たしかに一松も悲しむよな……ごめんな」
「ホントそれ!!」

自分とは別の意味で寛容な十四松が久しぶりに本気で怒ってるのを見て、筋違いだけれど微笑ましく感じる、本当に一松のことが好きなんだな……と。

「か、カラ松にいさ……一松にいさ……ッ!」

言葉を詰まらせながら歯を食いしばって自分を見上げるトド松は、ぐちゃぐちゃの不細工顔なんだけど世界一かわいく感じた。
早く誤解をといてやらなければ、そう思うけれど、その前に二人を落ち着かせないといけない。

「……六つ子に生まれたよー♪」
「あいあい!」
「???」

急に歌いだしたカラ松に、十四松は思わず合いの手を入れ、トド松はポカンとした顔を浮かべる。

「六倍じゃなくて♪」
「ろくぶんののいちー♪」
「???」
「六つ子に生まれたよ」
「うぃー」
「ちょっと待った!なんで急に歌いだした!!」
「ククク……」
「笑ってんじゃないよ!!まったくほんっと兄さん」

ああ、また傷付けてしまったな、と眉を吊り上げるトド松を見てカラ松は思う。

「イッタイねぇぇぇ!!!」

けれど、何故か待ちに待ったような言葉に思えた。



数十分後、合流したチョロ松のアッパーを喰らい気絶したカラ松と、十四松とトド松を乗せて車は走っていた。
カラ松は二人が行くつもりだったパーキングエリアに着いたら起こそう。

「えっと、じゃあボクらの勘違いだったわけ?」
「そうだよ、二十何年も一緒にいるんだから事故で押し倒されることなんていくらでもあるでしょ」

僕なんて何度おそ松兄さんから押し倒されたり縺れ合ったりしたか……と溜息を吐くチョロ松にトド松はソレ本当に事故かなぁ?と思いながらカーブで揺れるカラ松の体を支えた。

「その光景見たらおそ松兄さん羨ま死しそう」
「なにそれ」

バックミラーを見ながらチョロ松は本当に可笑し気に笑う。
衝撃映像と言えば大袈裟かもしれないが先程の無謀な行動を見てしまったからか弟達はカラ松にくっ付いて離れようとしない。
今も両サイドから気絶したカラ松の腕を掴んでいる十四松とトド松を見て弟大好き長男は羨ましい〜俺も俺も〜と駄々を捏ねてしまいそうだ。

(一松に教えたら落ち込みそうだからやめといてあげよう)

自分の兄弟達の精神年齢にほんの少し不安になりながらチョロ松はパーキングエリアに入って行った。

「僕とカラ松兄さんは二人と連絡取れなくなって心配で探しにきただけだから十四松もトド松も安心して帰っておいで」
「うん……ごめんね」

失踪の原因や己の恋心などはチョロ松にしかバレていないと思ったトド松は安堵したように呟き、謝った。

「探しに来れなかったけど一松も心配してたよ、ただ見つけ出すより家にいた方が確実だと思って二人を残してきただけで」
「うん」
「僕はお前らがいなくなった理由わかっちゃってたし、行き先が富士山っぽかったから居てもたってもいられなくなっちゃっただけで、一松もおそ松兄さんも本当は一緒に来たかったんだからね」
「はい」

失恋した人間が山に登っていったと思えばそれはそれは心配だったろうと思い、もう一度謝る二人。

「とりあえず今夜は箱根に泊まる予定だったんだね」
「まぁ……そうだけど」
「今から二人追加できるかな?」
「え?帰るんじゃないの?」
「折角ここまで来たのに真っ直ぐ帰るのもったいないだろ?家には後で連絡しとけば大丈夫だよ」

というか、勢い余っておそ松に告白のようなものをしてしまったので、少しだけ対処法を考えて帰りたい。

「お前らだって、おそ松兄さんと一松への言い訳考えなきゃでしょ?カラ松はまぁ何も言わなければ何も聞かないでくれるだろうけど」
「……」

黙り込んだ二人に、ほらお菓子買ってくるんでしょ?と声を掛ける。
二人が買い物している間に予約を入れるから宿の名前と電話番号を教えてくれと言って、二人を追い出した。

「というわけで、お膳立てしてやったんだから今夜中になんとかしろよ?」

そうチョロ松が言うと、カラ松の瞳がゆっくりと開き少々けだるげに「わかってる」と返事があった。
一発で気絶しないよう手加減したアッパーを入れられた瞬間、耳元で「暫く目を瞑ってろ」と囁かれたのでその通りにしたが、それはカラ松が気絶している間にトド松たちの誤解を解く為の作戦だったようだ。
助かったと思いながらチョロ松を見て「ありがとな」と礼を言う、チョロ松も「まぁ僕もおそ松兄さんと次会うまでに覚悟決めなきゃだしね」と苦笑した。

「……トド松ってさ写真撮るの好きだけど良いものを良い状態で撮ろうとするときと、つまらない物をありのままに撮ろうとするときあるじゃん」
「え?ああ……そうだな」
「どっちも被写体への愛情を感じるけど、僕は後者の方が好きだったりするんだ」

写真は、撮った人の心の目に写る世界だと思う、だから何の自慢にもならない誰が見たってつまらない物を形に残そうとするトド松の気持ちを大事に思う。

「この旅行中に一回ありのままの姿を撮られてみなよ、恥ずかしくても、曝け出してみなよ」

それを拒絶されたら自分の見る世界を否定されたみたいで悲しいから

「どんなに情けなくてもいいじゃん……他の誰でもない、アイツの目に映るお前の姿を好きだと思ってやってよ」

そうしたら自分の気持ちを受け入れてもらえたみたいで嬉しいから

「アイツにお前への恋と一緒に生きる術を与えてやってよ」

本当の自分のことなんて、なにも知らないくせに
自分自身のいいところなんて、なにもわかってないくせに
お前の勝手な決めつけでアイツのなかのお前をなくさないでよ
アイツのなにもかもを奪おうとしないでよ

それは一松にも思うことで、おそ松に対して一番言いたいことでもあった。

「ああ、ありがとう」

いつも自信過剰な兄が、今回は確信を持てたようだ。
幼い頃からおそ松とチョロ松の後ろ姿を見てきた彼がこうして自分達を追い越していくのは少し悔しくもあるけど、一度くらい突破口になってくれないと参謀役としてもサブリーダーとしても認められない。

「がんばってね」

彼にそれを伝えたチョロ松は、携帯電話を取り出してトド松に教えられた電話番号へ掛ける。
別の部屋は取れなかったが四人同室で泊まれるよう手配してくれるそうだ。
急な頼みにも関わらず部屋が狭くなる分少し宿泊費を安くしてくれるらしい、二人部屋を四人で使うくらい余裕なので喜んで承諾した。

その夜、二人を無事発見して四人で温泉旅館に泊まっていると酔っぱらいながら家へ連絡したところ電話口からおそ松のブーイングと一松の恨み言を聞く羽目になってしまった。
カラ松は入浴後トド松を連れ出し散歩へ出てしまったが、上手くいっただろうか?

きっと上手くいくだろうと思いながら飲む酒はオイシイことこの上なく、上機嫌なチョロ松はついつい十四松に向かって自分もおそ松へ告白する宣言をしてしまったらしい。
家に帰った後、キラキラした瞳の十四松から「ぼくと一緒に告白してくれるんだよね!?」と迫られ、断ったり逃げたりしている内に真っ赤な顔をした十四松を押し倒してしまっていた。

その場面をおそ松に目撃されたことにより、第三の事変が勃発したのはまた別の話。




【オマケ】

「イヤミ、車ありがとうな、これはお土産の温泉まんじゅうだ」
「なんざんすか!!そんなもので誤魔化されないザンスよ!!貰えるものはもらっとくけど」
「カラ松兄さん、イヤミめっちゃ怒ってるけど何したの?」
「ん?たいしたことはしていないが?」
「シェ――!!!」
「……」
「な?イヤミ」

この時のカラ松兄さんの笑顔がなんだか怖くて、ボクはこれ以上追及できなかった(松野家末弟談)




おしまい

カラ松のターンでもカラトドのターンでもなく水陸のターンになった気がします