注意
カラ松×トド松ですがほぼトド松目線です
キャラが崩壊しております
架空の病気が登場します
法律とかもよく調べてないので出鱈目です
某所で見かけた六つ子実は八つ子だったかも説を使用させて頂きました
死にそうだけど結局誰も死にません
倫理観が行方不明です



雪げども灌ぐ



松野トド松は恋をしていた

誰にも言えない恋をしていた


恋の相手は今となりに寝ていた

どうしてこんな並びになってしまったのか

おかげで毎晩ドキドキする

規則正しく上下する肩甲骨を見詰め

そっと耳をそこへ寄せた


――カラ松兄さん


君の心臓の音をこっそり聞くのが好きだった

この想いを伝えようなんて想わない

同じように想ってほしいなんて願わない

ただ君がここにいてくれていれば


他はなにもいらない


今日も君が好きだった

明日も好き

明後日もきっと好き

ずっとずっと死ぬまで好きなままなんだ


トド松はそう信じて疑わなかった




69 69 69 69 69 69 69 69




梟の鳴く真夜中。

トド松は耳元にかかる息と振動で目が醒めた。


――え?


薄く瞳を開くとカラ松の頬が自分の頬にくっついているのが解かり、思わず身震いしてしまった。

しかしすぐに様子が可笑しいのに気付く、カラ松の口はハァハァと荒い息を吐いて時折苦しそうな嗚咽を上げる。

身体が密着しているため油汗をかいているのが解った。


「に、兄さんどうしたの?」


カラ松からゆっくり身を剥がし顔色を見ると、真っ青に血の気が引いていて、胸元に手を当てて体をくの字に曲げている。

彼が本気で苦しんでいると判った瞬間、トド松は布団を剥いで起き上がった。


「みんな起きて!カラ松兄さんが!!」


その叫び声に起きた他の兄弟もどうしたどうしたと起き上がる。

端で寝ていた一松が電気を付け、その姿を見た途端皆の顔に驚きと恐怖が浮かんだ。


「カラ松兄さん!?」

「どうしたんだ!!?大丈夫か!?」

「とにかく救急車を呼べ!!」

「わかった」

「僕、父さんと母さんに知らせてくる!!」


バタバタと他の兄弟が動く中、トド松は苦しむカラ松の手をギュッと握って必死で語り掛ける。


「大丈夫だよカラ松兄さん!今救急車呼んだからね!病院いけばすぐ良くなるから!!」


兄さん苦しそう……

兄さん……

カラ松しっかりしろ!

大丈夫、俺達が着いてるぞ

カラ松がんばって!

もう少しの辛抱だ!!


家族全員がカラ松を囲んで声を掛けた。


「救急車が来たぞ!みんあ道をあけろ!!」


そう父が叫び、兄弟が離れようとするが、カラ松はトド松の手だけはしっかりと握って放さなかった。


「兄さん」


やがて救急隊員が寝室まで上がって来て彼を担架に乗せるまでトド松はカラ松の手を握っていた。

救急車には父が乗り、他の兄弟は後ろからタクシーで追いかけることになったのだが三人しか乗ることが出来ない。


「俺と母さんとチョロ松が行くからお前らは留守番してろ」

「え!?ヤダ!!」

「俺もいく」


そうこうしている間にタクシーは到着した。

救急車の受け入れ先が決まり次第出発するとのことだ。

駄々を捏ねてタクシーを遅らせることは出来ないと判断した下三人の弟は母と上の兄がタクシーに乗り込む事に納得した。

だがどうしても一緒に行きたい、助手席の窓を開ける母に一松が言う。


「兄さん達は先に行ってて、俺達はもう一台タクシーを呼んで……」


一松が携帯電話に手をかけるのと背後に一台の車が停まったのはほぼ同時だ。


「どうしたんザンスか?」

「イヤミ……」


そこから降りてきたのは昔馴染みの男だった。

たまたまドライブしていたところ松野家の前に救急車が留まっているのを見つけ気になって見に来たそうだ。

事情を話すと、彼にしては珍しく心配げな表情をして三人の弟を見る。


「タクシーを呼ぶ必要は無いザンス、みんなミーの車に乗せていくザンスよ」

「ほんと!?」

「それは助かる」

「早く乗るザンス、救急車がいつ発進するか解らないザンスよ」

「うん、ありがとう」

「ありがとう、イヤミ」


十四松は嬉しそうに後部座席に乗り込み、素直じゃない一松も礼を言いながらその隣に乗った。

トド松もその後に続いて乗り込む、そこでトド松がカラ松の手を放してからまだ一言も発していないと一松は気付く。

彼は無表情で救急車をじっと見つめていた。


「発進するみたいザンス」

「うん、ちゃんと着いてってね!」

「任せなさい!」


十四松の声に答えるイヤミが初めて頼もしく見える。

一松は両隣の弟の手を握りしめると二人に「大丈夫だ」と力強く言い放った。


「うん……」


十四松は泣きそうな声で返事をし、トド松は前を走る救急車から目を逸らさず小さく頷く。

あの元気で、石臼が当たっても生きているようなカラ松なのだから何があっても大丈夫だ。

今日はちょっと、なにか悪い物でも食べてお腹でも壊したのだろう……兄弟達も両親もそう自分に言い聞かせながら病院へ向かった。




「心臓病?」

「はい」


集中治療室から出て来た医師の口からそれを聞いた頃には夜が明けてしまっていた。

イヤミは帰ってしまったが、おそ松達は全員一睡もせずカラ松が治療されている部屋の前で待っていたのだ。


「なんで……昨日までは元気で……」


呆然と呟く母の肩を抱いて父が医師に問いかける。


「それで、病状は?」

「はい、今は薬剤で抑え落ち着いていますが……いつ心臓が破裂しても可笑しくない状況にあります」

「そんな」

「そういう病気なんです。発症から死亡するまで数日もない」

「助かる方法はないんですか?」

「今のところ心臓移植しか治療法がありませんが、たいていはドナーが見つかるまで間に合いません」


おそ松たちはギロリと医師を睨みつけた。

医師ならば最善を尽くすくらい言ってみてはどうだ。

今の説明ではまるで家族に「覚悟」をしろと言っているようなものではないか。


「なんでカラ松兄さんが……」


医師に詰め寄ろうとするがトド松が数時間ぶりに口を開いたのを聞いて立ち止まる。


「なんで……どうしてカラ松兄さんなの……?」


椅子に座っていたトド松は自分の肩を抱いて俯いてしまう、隣の十四松も膝に頭を埋め、その隣の一松はダンッと椅子を殴りつけた。

ああ、みんなカラ松を好きなんだと当然のことを目の当たりにしたおそ松とチョロ松は弟達の元へ行って正面からその肩を抱き締めた。

大丈夫、助かる、なんて無責任なことは言えないが……


「諦めるな、まだアイツは生きてる」

「ああ……アイツがしぶといのは知ってるだろ?」


きっとドナーが見つかるまで生き延びるさ、とおそ松とチョロ松は弟達を励ました。


「いったん家に帰って着替えて出直すぞ」

「そうね、まずはおそ松とチョロ松、母さんと一緒に帰るわよ」


まだ不安定そうな弟達は父に任せ、母は長男と三男を連れて帰った。

そういえば全員パジャマだったとぼんやりと弟達は考えた。

父は末三人にココアを買ってやり、半ば無理やり飲むように薦める。

温かいココアが体に浸透していくのが解る、三人とも甘いものが嫌いということはない。

パフェだって食べるし今川焼だって餡子よりクリームの方が好きだ。

けれど今は味なんて何も感じない、ただ冷え強張った体に優しいというだけだ。


――どうしてカラ松兄さんなんだろう


トド松はまだその疑問を考え続けていた。

たしかにカラ松は昔から悪童で犯罪すれすれのようなことをしてきたし、今は落ち着いているが不摂生な生活を続けている。

でもそれなら六つ子全員そうじゃないか、なんでカラ松兄さんだけがこんな目に遭っているんだと、憤りを感じていた。


――バチが当たるなら、僕だろ?


こんな試練は実の兄に恋した自分が受けるべきものだ。

トド松は兄に向って痛いだのポンコツだの言っているが一番のクズは自分だと思っている。

おそ松は肉体的にも精神的にも強い、チョロ松は落ち着いていてこんな時に頼りになる。

十四松は明るく純粋で皆の癒しになる、一松は時々すごく怖いけれど思慮深くて優しい。

自分はそんな兄達に甘えてばかりだとトド松は思う、中でも一番甘えている自覚がある相手はカラ松だった。

馬鹿だけど寛大でお人好しなカラ松を、どれほど言葉と態度で傷付けてきただろう。

この気持ちを気付かれたくなくて、これ以上悲しくなりたくなくて遠ざけてきた。


――あの人は、もっと愛されていい人なのに


別に、生き方を変える必要はないと思っていた。

馬鹿正直なカラ松が誰かに騙されないように自分は尖った目で世界を見ていた方がいい。

あんな優しい兄には自分くらい意地悪な弟がいた方がいいのだとずっと思っていたけど、こんなことになるならもっと素直に接していたらよかった。

カラ松には長所が沢山あるのだから、そこを伸ばすように助言していれば、きっともっと他人に愛されて生きてこられた筈なのに、それをしなかったのは自分の中にある醜い独占欲の所為だ。

やはり、バチが当たるなら自分であるべきだとトド松は思った。


――罰なら僕が代わりに……僕が代わりに……!


トド松の瞳がパッと開いた。

そして自分の心臓に手をやる、確かに鼓動を鳴らす、丈夫な心臓。


「どうしたの?トド松」


横から十四松に声が掛けられ、ゆっくりと振り向く。

何時もの笑みを顰めた、自分そっくりの顔があった。

自分そっくりなのは当たり前だ、自分達は六つ子なのだから。

成長過程で表情や性格や体格は多少個性が出てきたけど、この体を作る遺伝子は同じ。

だからきっと……


「なんでもない、心配しないで十四松兄さん」


先程よりも穏やかになったトド松の口調に父も兄達も安心する。


その心に昏い覚悟を宿したことなど気付かずに……


やがておそ松達が戻ってきて、父と三人は代わりに家へ着替えに帰った。

トド松は色違いのパーカーではなく、昔から六人お揃いで着ていた二つボタンの服に着替える。

机に置いてあったメモ帖とペンをそのポケットに入れて、台所で一杯の水を飲んでから家の前で待たせていたタクシーに乗り込んだ。


再び病院に着いたトド松は、家族が待たされている談話室に入るとトイレに行くからと声を掛けてから抜け出した。


ここへ来るまで車の中で調べた。

ドナー登録をしていなくても親近者の許可があれば可能だろいうこと。

ドナーになるには脳死状態にならなければならないこと。

脳死になるには……頭に、強い衝撃を受ければ――


誰もいない病室を見つけて入り込む。

急いでメモ帖に文字を書きながらどうやって頭に衝撃を与えるかを考えていた。

此処は三階、飛び降りれば脳死にはなれそうだが、心臓が駄目になっては元も子もない。

でも、此処は病院だ。

真っ直ぐ頭から飛び降りれば、そしてすぐ処置が行われれば……。


トド松はただ一言「僕の心臓をカラ松兄さんにあげてください。 トド松」と書いた紙を窓辺にペンの重しをつけて置き、サッシに腰を掛けた。

斜め下を見て誰もいない事を確認するとサッシを持っていた手を離し、後ろへ体重をかけて倒れて行った。



ああこれで僕は死ぬのか

兄さん達は泣くだろうけどこれでカラ松兄さんが助かるならいいよね

カラ松兄さんが死ぬのなんて絶対やだもん

君がいないなら今日なんていらない

明日も明後日もいらない


なんにもいらない

だから兄さんを助けてほしい


――ああ、間違えたな


死ぬまで君を好きだと思っていたけど

きっと僕は死んでも君が好きなままだ……



「トド松!!」


もう体の半分以上が窓の外へ出て、後は落ちるしかないという位置でトド松の身体は食い止められた。


「……」


見上げると一松と十四松が身を乗り出し自分の手を握り占めていた。


「兄さん達あぶない!」

「危ないのはお前だろうが!!」


一松から思いっきり怒鳴られた。


「せーので引っ張るよ」


十四松はそう言って、一松に「せーの」と声を掛ける。

するとトド松の身体は勢いよく引っ張りあげられた。


「……なんで、助けたの?」

「なんでって……お前、馬鹿……」


壁に背をついてヘナヘナと座り込んだトド松を抱き締めながら一松と十四松は言った。


「お前こそ、なんでこんなこと……」


一松は傍に置いてあったメモ帖を手に取るとそれを数秒睨みつけて自分のポケットの中に突っ込んだ。


「だって……」


自分の胸の中でグズグズ泣いている十四松をバツの悪そうな顔で見下ろしている。

いつも笑顔の兄を泣かせてしまった事に罪悪感があるのだろう。


「だって、僕ら六つ子だから心臓も一緒だと思って」


生まれた時からカラ松を追いかけていた。

同じ時に同じ場所で同じ鼓動を刻んでいた心臓はきっと拒絶反応も起こらないくらいピッタリだ。

たとえ死んでもカラ松の身体の中で生き続けられるならそれでいいと思えたのだ。


「そういうことじゃなくて、なんでカラ松兄さんの為にそこまでしようと思ったの?」


一松の据わった目がいつになく真摯にトド松を問い詰める。

ここまでしてしまえばバレているだろうとトド松は口を開いた。


「……僕さ、カラ松兄さんが好きなんだ、ごめんね」


兄の反応が怖くて、謝りながら目を伏せる。

気持ち悪いだろうか、軽蔑しただろうか、自分の弟が自分の兄を好きだなんてショックを受けてしまったろう。

本当にごめんなさいと心の中でもう一度あやまる。

こんな醜い想いを持った自分がこれからも同じ屋根の下で過ごしていいわけがない。


「だから……死んでもいい」


こんな醜い自分だから、要らない。


「死んでもいいんだよ」


でもこれは懺悔の言葉じゃなく。

心から湧き上がる『愛してる』の言葉だ。


「本当、馬鹿じゃないの……」

「うん……ほんと馬鹿なの、だからお願い死なせて」

「だめぇーートド松死んじゃだめぇーー」

「十四松兄さん」


イヤだイヤだと首を振る兄に末弟は苦笑しながら語り掛ける。


「でも兄さん僕のこと気持ち悪いでしょ?嫌いになったでしょ?」

「嫌いじゃないよ!お兄ちゃんが弟を嫌いになるわけないでしょーー」


と、言ってまた抱き付く腕の力を強めてくる、痛い。


「好きな奴の為に命まで投げ出そうとする奴がどうして気持ち悪いのさ」


ホント馬鹿だねえと言って一松はトド松の頭をポンポン撫でた。


「とりあえず戻るよ、ほら立って」


そう言いながら立ち上がりトド松の腕を引き上げた。

トド松に抱き付いていた十四松も一緒に立ち上がらせたので意外と力持ちだ。



「死ぬのなんか許さないから」



一松はトド松の目を見ると、息を吐くように笑った。




「折角、カラ松兄さんが助かる手立てが見つかったっていうのに」



「え?」




69 69 69 69 69 69 69 69




一ヶ月後、カラ松は病室で元気に梨をシャリシャリ食べていた。

実家で出されたものじゃなくても美味いものは美味い。


「もーカラ松兄さん一気に食べて、太るよ?今は筋トレもしてないんだから」


なんて言いながらも新しい梨を剥いてやっているトド松、彼は一ヶ月前から毎日見舞いに訪れ日の大半をカラ松の病室で過ごしていた。


「いいじゃないか、もう明日には退院だ」

「そうだけど、暫くは無理しちゃだめだからね」


溜息を吐きながら梨を一口大に切って皿の上に追加した。


「折角、奇跡的に助かったんだから」


そう、結論から言うとカラ松は助かったのだ。


「まぁな、しかし驚いたよな」

「まったくだよ、自分の身体なのに今まで気付かなかった兄さん達も兄さん達だけど」


これは一ヶ月前に判明し、家族全員を驚かせた事実なのだが、おそ松とカラ松には心臓が二つあるらしい。

なんでも母の胎内で上手く分裂出来なかった為に長男次男の身体に内蔵だけを取り残し亡くなった兄弟があと二人いたそうだ。

それを検査してる中で発見した医師は、いままでメインで機能していた心臓を切り離しサブメインの心臓へ全ての血管を繋げる手術を施し無事成功させた。

今は体力的に落ちているが慣れればまた以前のように動き回ることができるという。

他の家族は「生まれてこなかった兄弟のおかげで助かったってことか……」と神妙な顔をしていたが、トド松はその兄弟が生まれてこなかったことに感謝しかしていない。

薄情だなぁと自分を責める気持ちもあれど、トド松はもうカラ松さえ生きていればそれでいいのだ。

カラ松の心臓がまた悪くなった時は今度はおそ松から心臓を貰えばいいし、なんてことまで考えている。


――我ながら本当性格悪いよなあ


梨を剥いた果物ナイフを病室の洗面台で洗い終えたところで、スマートフォンに着信が入った。


「もしもし一松兄さん?今病院だから後で……え?あ、うん……解った今行く」


と、言ったところで通話は切られた。


「ごめん兄さん、僕今日はもう帰るね」

「ん、一松なんだって?」

「あーー……別に大したことじゃないよ」


明日カラ松が帰ってくるので御馳走にしようと母の御使いを頼まれたのだが自分ひとりじゃ荷物が持ちきれないから手伝え、とのことだったが、どうせなのでカラ松には内緒にしておこうと思った。


「ふーん、最近お前たち弟組仲良いなぁ十四松とは前からだったけど」

「そ、そうかなあ?」


そりゃあ最大の弱みを握られてしまったのだから、彼らの頼みを優先して聞いてしまうのは仕方がない。

あの時、トイレから中々帰ってこない自分を心配して二人が探しに来なかったら自分は今この場所にいないのだ。

トド松がなにもしなくてもカラ松は助かっていたのだから無駄死にもよいところだった。

一松と十四松には大きな借りができてしまったなぁと内心で溜息を吐く、あの紙も一松がどこかに隠し持っていると言うし多分一生あの二人には逆らえない。


「兄弟仲良いことは素晴らしいことだが……」

「ん?」


カラ松は帰り支度を始めたトド松の後ろ姿に呟く、正直このトド松に自分よりも他兄弟を優先されるのは面白くなかった。

だが毎日見舞いに来てくれて、入院しているからか以前より優しく接してくれている末の弟にこれ以上なにを望むというのだろう。


「いいや、気を付けて帰れよ」

「うん、わかったよ兄さん」


こうして生きながらえて、好きな人に笑顔を贈れるならそれだけで充分じゃないかとカラ松は微笑む。



この想いを伝えようなんて想わない

同じように想ってほしいなんて願わない

ただ君がこうして俺の傍にいてくれるなら


もう、これ以上は望まない








END


好きなキャラにすぐ命懸けさせる性癖をどうにかしたいです