※座談会と言いつつ動き回ってます

カラトド以外にも一十四・おそチョロ要素があります

主にトド松とチョロ松が喋ります

十四松はそこらへんでゴロゴロ転がってます(バランスボールで)

一応六つ子全員出てきます

カラ←トドと一→十四な感じでおそチョロだけが付き合ってる設定









【居間】




チ「あーほんとうちの長男クソだわ」

ト「どうしたの、突然現れて第一声がそれって」

チ「だってアイツさっき僕が求人雑誌読んでたら急に……」

ト「急に?」

チ「いや、いい……ほんっとアイツ最低だ」

ト「弟には言えないようなことされたんだね、ドンマイ」

チ「あのクソ長男いつか絶対バチがあたるよ、むしろ当たれ」

ト「まぁまぁ、おそ松兄さんがクソならチョロ松兄さんはそれを受け止める便器じゃない」

チ「誰が肉便器だーー!!」

ト「い、痛い……ごめんなさい……でも僕そこまで言ってない」

チ「ったく、まぁあんな奴の相手出来るのは僕くらいしかいないのはたしかだけどね」

ト「いきなり惚気だした」

チ「惚気じゃねえよ、だいたいあの長男には好い加減に辟易してるとこだから」

ト「まぁまぁ愛されてる証拠じゃない」

チ「鬱陶しいんだよ、人が忙しい時に限って構ってもらおうと寄ってくるし」

ト「構ってやんなよ……奇跡じゃない、同じ性別で同じ血を持つ兄弟に愛されるなんて、その奇跡に感謝しときなよ」

チ「いや、その奇跡がそこら辺に転がってるからさ……僕とおそ松兄さんと十四松と、あとカラ松」

ト「ちゃっかり自分達だけ両想いアピール?……どうせ僕と一松兄さんは愛されてませんよ……」

ジ「えっ!?一松兄さん愛されてねーの!?」

ト「……十四松兄さん……」

ジ「一松兄さん愛されてないの?なんで?なんで?」

チ「……なぁ十四松、僕とトド松でつまみ作っとくからビール買ってきてくんない?」

ト「おねがい兄さん」

ジ「え?つまみ?わかった!ビールね!いってきマッスル!」

ト「いってらっしゃーい、気を付けてねー!」

チ「……」

ト「一松兄さん不憫」

チ「知ってた」

ト「でも、今の感じだと脈あるよね!いいなあ一松兄さん……」

チ「脈あるかなぁ?ま、それは一先ず置いといて台所行くぞ」

ト「ふぇーい、えっとたしか竹輪とチーズあったからチーチク作るよ」

チ「僕は豚キムチでもしようかなぁ、シシャモもあったね」

ト「えー?キスする時臭わない?」

チ「おそ松兄さん相手そんな気遣い無用だって、それにそれ言ったらビーズもチーチクもダメだよ」

ト「たしかにー」



【台所】



チ「なぁお前ももっとアピールしてみれば?アイツ単純だからお前の気持ちに気付けば意識してくるかもよ?」

ト「うーん最近もう僕は一生片想いでいいかなって思えてきたんだ……おそ松兄さんとチョロ松兄さんが結婚しなかったら家継ぐのカラ松兄さんだし、僕は適当に女の子と遊びながら生きてくよ」

チ「そっか、悪いな」

ト「……」

チ 「落ち込むくらいなら言うな、大丈夫だってほら、おそ松兄さんシレッと結婚しそうじゃない?相手をうっかり妊娠させちゃったとかで」

ト「チョロ松兄さんはおそ松兄さんをなんだと思ってるの」

チ「何度も言ってるじゃん、最低クソ兄貴だって」

ト「そんなこと言って家族以外の人におそ松兄さん馬鹿にされたら一番キレるくせにねぇ」

チ「あ?」

ト「……ごめんなさい……」

チ「真面目な話さぁ告白しないの?」

ト「だって、どうせ伝わらないしあのサイコパスには」

チ「まぁなぁカラ松天然だし此方の言いたいこと解ってくれないし思い込み激しいし拘り強いし痛いし馬鹿だし変だしたまに存在してるだけでムカつくことあるし」

ト「兄さんちょっと言い過ぎ、カラ松兄さんは天然なとこが可愛いんじゃん!うちの兄弟で十四松兄さんの次に優しいと思うよ、少なくとも確信犯のおそ松兄さんよりずっとマシだから」

チ「は?なんでそこでおそ松兄さん出てくるの?言い過ぎっつったって普段のお前の半分も言ってねえだろうが」

ト「僕はいいの、ツッコミにも愛情籠ってるから」

チ「だからそれ三分の一もアイツに伝わってないから」

ト「……」

チ「泣くなよ……僕が泣かしたみたいじゃん」

ト「泣いてない」

チ「ったく……悪かったよ、僕もおそ松兄さんのこと言われてお前の気持ちちょっと解ったから」

ト「うん、僕もごめんなさい」

チ「んーー……じゃあもういっそ他の恋探すとかは?」

ト「それなら何年も前からやってる……あんだけ女の子と遊んでるのにカラ松兄さん以上にときめく人いないんだよ?」

チ「そっか一途だな」

ト「一途って言っても一松兄さん程じゃないよ」

チ「そうか?……あ、そうだお前さカラ松ダメなら一松にいけば?同じ顔だし片想い同士で傷舐めあってるうちに生まれる恋もあるかもよ」

ト「ないよ!それなら一松兄さんより、おそ松兄さんにしようかなー?同じ顔だし」

チ「トド松?人が包丁持ってる時に怒らすようなこと言うな?」

ト「こわっ!冗談だよ冗談」

チ「もー冗談でも言っていいことと悪いことがあるだろ?……なぁマジな話一松とかどうなの?」

ト「なんでそこで一松兄さんを推してくんの?」

チ「なんかお前ら見てると僕ばっかり幸せで申し訳ないなって気持ちになるんだよ、お前や一松にも幸せになってもらいたい」

ジ「一松兄さんがどうしたのー?」

チ「え?」

ト「うわっ十四松兄さん何時の間に!?」

ジ「今!はいビールとりあえずダース買ってきた」

チ「おかえりご苦労様、重かったでしょ」

ジ「ただいマッスルー!平気っす!」

ト「おかえり十四松兄さん、もうすぐおつまみ出来るからね」

ジ「おー楽しみですなぁ……そういえば他の兄さん達は?」

チ「へ?上で寝てんじゃない?」

お「呼んだー?」

チ「うおっ!?」

ト「おそ松兄さん」

ジ「兄さん!」

お「おう十四松、呑むなら二階からカラ松と一松も呼んできてくんね?」

ト「え?兄さん急いで!カラ松兄さんと一松兄さんだけにしとくと喧嘩するかも!」

ジ「はーい」

チ「……」

ト「で?どこからいたの?おそ松兄さん」

お「いやぁチョロ松怒ってたから謝ろうと思ってドアの前でタイミングうかがってたんだよ、そしたらなんか面白そうな話してるからさー」

チ「オイコラほぼ最初から聞いてたのかクソ長男」

お「そのクソ長男を受け止める便器になってくれんだろー?」

チ「そんなこと言ってねぇよ!」

ト「もう弟の前でイチャつかないでよ」

チ「これのどこがイチャついてるように見えるんだよ!?」

お「悪ぃなトド松」

ト「はぁ……」


ジ「兄さんたち呼んできたよ」

カ「イイ匂いがするな」

イ「こんな夜更けに十四松ひとりで買い物なんか行かせないでよ」

チ「そうだな、ごめん十四松」

ジ「なにが?」

お「どうせ酒足りなくなるだろうから後でカラ松とトド松が買いにいけよ」

ト「なんで!?っていうかカラ松兄さん達もうパジャマだしおそ松兄さんがチョロ松兄さんと行けばいいじゃん」

カ「別に着替えるくらい構わないぜ」

ト「夜にあんなイッタイ格好する気!?暗いとグラサン危ないし!!」

カ「兄弟!心配してくれているのか?だが案ずるな俺のこのダイヤモンドアイは常闇の中でも」

ト「ダイヤモンドアイってなに!?」

お「今日もトド松のツッコミはキレッキレだな、チョロ松には敵わねえけど」

チ「カラ松、グラサンは外してった方がいいと思うよ」

イ「ねえ、いい加減飲み始めたいんですけど」

ジ「腹減った」

チ「そうだな、始めようか……ほらトド松運ぶよ」

ト「はいはい、一松兄さんそっち持って」

イ「うん」


と言っておつまみの乗った皿を運んで行く三人。

その後について行く五男、そして台所に残った長男と次男。


お「なあカラ松、チョロ松ってこういうとき兄じゃなくて弟を使うけど無意識かな?」

カ「さあ、だが一松とトド松が十四松に運ばせないのは意識してじゃないだろうか?」


すこし寂しいなと感じる二人であった。











END