*カラトド・おそチョロ(一十四)前提。おそとカラに「弟への想いを自覚したときに何を思ったのか」 *おそチョロ、カラトド(一十四)前提のおそ松&カラ松&一松。お互いおすすめのデートスポットを話している メンバーが同じだったのでお二方のリクエストはまとめて回答させて頂きました 居酒屋in お「チビ太んとこの屋台もいいけどたまには居酒屋にくんのもいいよな」 一「個室だから他人の目も気になんないしね」 お「他人の金で飲む酒ほどうまいもんはないよなーー」 カ「俺とトド松がパチンコで勝った金なんだが」 一「そういえば、兄さん達に聞きたかったことあるんだけど」 おカ「ん?」 一「兄さん達いつチョロ松兄さんとトド松のこと好きだって気付いたの?」 カ「え?どうした急に?なんかあったのか?」 一「なんにもないけど……俺はエスパーニャンコがキッカケで、自分の気持ちにも向き合ってみて気付いたんだけど」 お「ああ、カラ松事変があった頃だな」 カ「うッ……」 一「ヤメテ兄さん事変のことは蒸し返さないであげて」 お「へー珍しいなお前がカラ松庇うなんて……ああ一松事変のことがあるから」 一「うぅ……」 お「あの後大変だったよなぁ〜トド松は事情を察したみたいだけど十四松からは思い切り誤解されて」 カ「ヤメロ!!おそ松!!傷を抉るな!!大丈夫か一松!?」 一「うう……おそ松事変も起こればいいのに……」 カ「ッ!?大丈夫だ信じて待ってろ、きっとそのうち起こるから……」 お「起こんねえよ!!」 カ一「……」 お「ダブルでジト目してくんのヤメロよ!怖ぇよ!!」 一「とにかく……二人は自分の気持ちを自覚したキッカケってあるのかな?その時どう思ったのかな?って気になっただけ」 お「んーーそうだなぁ、中一の時の社会の宿題でさ、人生設計を立てるってのあったじゃん?」 カ「あったな、そういえば……あれによれば俺は今頃ハリウッドスターになっていた筈だが」 一「俺はゲームの実況者になってた」 お「お前それ職業なの?」 カ「フッ……ドリームは叶わないからドリームと言うんだろう、だがいい、働かないことこそ我が人生」 一「お前ちょっと黙ってろ、で?おそ松兄さん続きは?」 カ「グハァ」 お「一松、ここチビ太の店じゃないんだから酒零すような攻撃すんなーー……えっと続きな」 一「うん」 お「俺はたしか適当に書いて提出したんだけどさあ、社会の先生から書き直せって言われて社会の資料室で居残りしたのよ、そしたら先生が置き忘れてたのか学年全員分の宿題のプリントが机の上に置いてあって」 カ「……」 お「で、他の兄弟達が何書いてんのか気になって見ちゃったわけ、一松は専門学校に行ってトリマーになるとか書いてたな」 一「……」 お「十四松も一緒に書いたんだろ?ふつうの会社で働いて、お金が溜まったら一松兄さんとお店をやるって書いてたぞ?かわいいな」 一「そういえばそうだったような」 お「ちなみにトド松のも見たけど、アイツあの頃は純粋だったからお前がハリウッドスターになるって信じてたんだろうな、ハリウッドでセレブ生活とか馬鹿みたいなこと書いてた」 カ「……そのトド松ですら再提出くらわなかったのにお前は再提出だったって、何を書いたんだ」 お「カリスマレジェンドになって世界中の女から貢がれる」 カ「……馬鹿か、アニキ馬鹿か……」 一「馬鹿だね、うん馬鹿……」 お「二人そろって馬鹿にしてくんな!!んでよぉ最後にチョロ松のも見たけど、アイツの人生設計スゲーー普通だったの!普通に高校出て普通に働いて普通に結婚して家庭作って……そんなん見たらさぁ、俺とは生きる道が違うんだって思っちまうじゃん」 カ「実際は六つ子そろってニートロードを爆進中だがな」 一「チョロ松兄さん自分だけはマトモになるとか言って順調にクズ街道を行ってるよね」 お「別にいいんだよ、それで……俺がアイツを好きだと自覚したのはその時だ」 カ「つまり中一からアイツの事が好きだったんだな」 一「それから高三になるまで片想いしてたんでしょ?長いね、よくもったよね」 カ「愛は辛抱強く……と言うが実際それが出来る奴は多くないよな」 お「ああ、それで俺がそれをすぐ恋愛感情だって気付いたのはトド松がいたからなんだよ、トド松が小五くらいの時「どうしようオレ、ホモかもしれない〜カラ松が好きだ〜」って俺に泣きついてきたことがあって、男が男を好きになることもあるんだって解ってたから」 カ「……」 一「愛は辛抱強くって言うけど実際それが出来る奴は多くないよなー」 カ「……」 お「そういえばカラ松がトド松と付き合いだしたのってトド松がバイトをクビになった後だったっけ?」 一「カラ松の話は後で聞くから、おそ松兄さんそれ自覚した時どう思ったの?」 お「ん?だからさ、それまで俺はチョロ松はこれから先ずっと一緒にいるもんだと思ってたわけ、アイツにはアイツの人生があるってのにな……ただ寂しくて、認めたくなくて、アイツの夢が叶わないように邪魔してやろうと思ったけど、俺じゃアイツを幸せにしてやれない……いつか離ればなれになるならいっそ自分から手を放してやろうと思ったの、それまでチョロ松と一緒にやってたことも新しく出来た仲間とかとやってさ、羽目外し過ぎた感あるけど」 一「ああ、思い出した……大変だったよなぁ……長男がクズだったせいで」 カ「何度お前の喧嘩に巻き込まれたことか、怪我をしたまま拉致されたお前を助けに行った所為で決まっていた就職先の内定取り消されたし」 一「まぁ、みんな問題のある就職先だったから結果的に良かったけどな、むしろ兄さんのおかげで助かったってチョロ松兄さん言ってたよ」 お「あーまぁその話はいいじゃん、そうやって離れた俺らだけど高三のとき俺がちょっと大怪我したことあったろ?」 一「ちょっと大怪我って日本語おかしいよ」 カ「あの時は俺とトド松も一緒だったけど肝が冷えたぞ……」 お「そうそう、カラ松とトド松の肩を借りて家帰ったらさ、チョロ松が号泣して怒鳴ってくんの、俺意識朦朧として何言ってんのか殆ど聞こえなかったんだけど「そんなに泣くなよ」ってアイツに言ったのね、そしたらアイツ般若みたいな顔してさ「好きな奴がそんな怪我してんのに泣かずにいられるかよ!!」って叫んだんだ……その後すぐ気絶しちゃって、目が醒めたとき俺もしかしてアレは俺が見た都合がいい夢だったのかなーーって思ってたんだけど、チョロ松がすぐ傍で俺の手を握っててさ、俺が目覚めたのに気付いてまた顔をクシャって歪めて言ったんだよ「傷だらけの兄さんを見て心臓が潰れちゃうかと思った」って「兄さんが死んじゃったらきっと俺も死んじゃう」ってあんま泣くから俺も「ごめんな、もう二度と喧嘩はしない、お前のことが好きだから」って約束したの」 一「なにその青春漫画」 カ「お前が無抵抗で捕まったのは怪我の所為だけじゃなかったんだな……チョロ松も心配するわけだ」 一「ふーん、わかった……じゃあ次カラ松」 カ「ん?俺か……俺の場合は自覚した瞬間というものは無くて、気付いたらすっかりアイツに溺れてたんだが」 お「本当トド松の長年の片想いが報われてよかったわ……」 一「俺は全然気づかなかったけどね、カラ松と付き合い始めた時はまた厄介な奴に釣られちまったなと思ってたけど、実はカラ松の方が捕まってたのか」 お「カラ松も告白するって決めるまでだいぶ迷走してたけどな、トド松はその何年も前から迷走してて、一時期自棄になって女遊びがきつくなったんだけど、奥手なのかカラ松を好きだからか結局付き合うまでには至らなくて、遊んでるのに童貞っていう不名誉な称号を手に入れたんだよな」 一「女に縁があったのに……こんな奴を好きになったばっかりに……」 カ「……とにかく、おそ松が迷走と言ったように俺は悩んだんだ、この想いを伝えるべきか伝えないべきか、そうしてるうちにトド松が俺達に黙ってバイト始めたと聞いて、合コンするなんて聞いて……その瞬間、頭の中で何かがプチンと切れた音がしたんだ」 一「いやお前は昔からどっかが切れてる奴だったよ」 お「ちゃんと告白したんだよな?その話だとトド松の意志を確認する前に無理やり迫った的な展開になっちゃいそうだけど?」 カ「それは勿論だ」 一「大丈夫、コイツは弟にそんなことしない」 お「ならいいけどよ」 カ「だが付き合い始めてからは殆ど衝動的な行動で仲を進めてしまったから、もう少し落ち着いた方がいいと俺も思う」 一「トド松泣かしたら殺すからな」 カ「ああ、解ってるよ」 お「なあ一松他に聞きたい事ある?折角だから答えちゃるよ?」 一「え……じゃあ、トド松といつもどこデート行ってんの?」 カ「デート?」 一「ああ、カラ松達よく出掛けてるじゃん、どこ行くとトド松よろこぶ?」 お「なんだよ長男様には聞かないのかよ」 一「いや、チョロ松兄さんがおそ松兄さんに任せると行先が競馬かパチンコばっかりって愚痴ってたから、あんま参考にならないかなって」 カ「付き合う前は釣り堀かカラオケくらいだったが、付き合い始めてからはショッピングモールはよく行くかもな、金がないから買い物することは殆どないが、服を試着しては写真を撮るを繰り返したり、あとはカフェに行ったりラーメン屋に並んだり滝を見に行ったこともあったが楽しかったぞ」 一「あまり参考にならなかった……どこに行っても十四松は事故起こす」 お「まあまあ落ち込むな今度兄ちゃんが二人をアスレチックにでも連れてってやるから?な?」 カ「休日の父親みたいなチョイスを……」 お「そうだ、みんなで熱海行こうぜ?本当はチョロ松と二人で行きたかったんだけどアイツ照れちまってみんなと一緒ならいいよって言ってたから」 一「熱海……秘宝館……」 カ「ならまたバイトを探すか」 お「あーーやだな、宝くじ当んねえかなぁ」 カ一「……クズ」 チョロ松はおそ松兄さんの所為で内定取り消しになったけど、実はその企業がヤバい企業だったからわざとおそ松兄さんが邪魔をした……という無駄設定があります ちなみにおそ松兄さんはチョロ松兄さんとの約束を破って今でも時々喧嘩してるという無駄設定もあります |